ホトトギス(杜鵑)はユリ科の多年草で、東アジア原産です。
山野の林下や林縁、崖や傾斜地など日当たりの弱いところに自生します。
花の斑点模様が、鳥のホトトギスの胸にある模様と似ていることから名が、
盃状で上向きに咲くタイプと、釣鐘状で下向きに咲くタイプがあります。
上向きタイプの園芸種が開花していますが、
日本の自生種で下向きタイプの2種は、暑さで蕾が着きません。
「白秋」(はくしゅう)は、台湾系ホトトギスの1種で、
白い花弁に薄紫の斑点が付く花です。
株分けした2鉢で咲き、6号と、7号深鉢植えで、丈25cm程です。
6枚の花弁の内、幅広の外花被片の基部には距と呼ぶ球形の膨らみがあり、
中に蜜があります。
9月下旬、蕾から開花へ、
その4日後の花、オシベは6個、
メシベは深く3つに裂け、更に先が2つに裂け、腺状の突起があります。
10月上旬の花、
10月中旬の花、
その3日後の花、
現在も名残り花が咲いています。
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