万葉集で山上憶良が詠んだ秋の七草、
4番目は「撫子」(ナデシコ)の花です。
庭植えのナデシコです。
柴犬との散歩途中に、いただいた種子を鉢に蒔いて、
玄関前の2種は、ハナミズキの下草として植え、
6月に開花していました。
もう2種は、赤松の樹の下の踏み石周りに植えたのですが、
雪囲い撤去に来た作業員が、後掃除をきれいにしすぎて、
枯草と一緒に抜き取ってしまいました。(下3枚は過去写真)
代わりにHCからポット苗を入手して、植え付けました。
上は6月、下は8月に咲いていました。
終いは1年草で、ヨーロッパ原産のムシトリナデシコです。
散歩で採取した種を庭に蒔き、
年々移動しながら咲いていましたが、ほぼ消えました。
近くの住宅空き地で、菜園周りでは今年も咲いていました。
白花はスイセンノウです。 6月に撮りました。
奈良時代に山上憶良が万葉集で詠んだ「秋の七草」、
2番目に挙げた尾花は、庭のススキが咲き揃ってないので後日に、
3番目の葛(クズ)を先にアップします。
葛は庭にはありませんが、ウォーキングコースの1つ、
栖吉川堤防に繁茂しています。
マメ科のツル性多年草で、大きな葉を付けて、
ツルは10m以上にも伸び、周辺の草や低木を覆ってしまいます。
9月上旬の花です。
葉腋から総状花序を、上向きに立ち上げ、
赤紫色の蝶形花を、房状に着け、下から順に咲かせます。
9月中旬、咲き終えた下の方から実を着けますが、
開花中の花の先には、まだ蕾があります。
9月末には、たくさんの果実が生っています。
枝豆に似た扁平な果実(莢果・豆果)が、たくさん吊下りました。
根から葛粉や漢方薬が作られてきましたが、
繁殖力が強く、雑草として蔓延ると根絶は困難です。
宿根ヒメヒマワリは、北米原産で、キク科の多年草です。
庭に3種類植えたのですが、一重咲きと丁字咲き種は消えてしまい、
八重咲種の「ロドンゴールド」が繁茂しています。
庭の南、花梅とシモクレンの樹下から菜園の入り口で、
7月から現在も、暑さに強く、長く咲き続けています。
7月下旬、咲き始めた花です。
8月中旬の花、八重咲の本種は特に、1花が長く鑑賞できます。
8月下旬の花、
9月上旬、草丈は50~70cm位です。
菜園コーナーに向かって、ハナトラノオを追いかけるようにして、
陽射しを求めて移動中です。
10月上旬です。
八重の花を支えるには茎が細く、倒れやすいのですが、
今も残り花を咲かせています。
「キンモクセイ」(金木犀)は、ギンモクセイの変種ですが、
ギンモクセイより香りが強く、
オレンジ色の花が多く着き、目立ちます。
中国から、江戸時代に雄株だけが渡来しました。
庭の南西に植えた苗木が、3mを越えてきましたが、
春から伸びる新芽に、8月頃に花芽が着いて、秋に開花する
花芽形成から開花までの期間が短いので、
雪囲いの時に強めに剪定しています。
ギンモクセイが開花した時には、キンモクセイはまだ蕾でした。
10月7日、開花直前の蕾です。
3日後の10月10日には、一斉に開花しました。
香りは、春のジンチョウゲ夏のクチナシと並ぶ、3大香り木です。
雄株で、受粉の役もないので?
花は長くもたずに、一斉に散り落ちてしまいます。
散る直前の花を記録します。
「カマツカ」(鎌柄)は、バラ科の落葉低木、
材質が粘り強いので、鎌の柄に用いたようです。
初夏に白い小花を咲かせ、秋に赤い果実を生らせます。
鉢植えで樹高40cm程ですが、枝折れして樹形はイマイチ、
5月中旬、蕾が開き始めました。
5月下旬、白い5弁花、ほぼ満開に、
花後の果実は酷暑の中で、次々と落果し、
置き場を、池脇のモミジの樹下(半日陰)に移して、
何とか残った2個の果実、 9月上旬の緑果です。
10月中旬、果実が赤く色付いてきました。
撮影後に、鉢を玄関前に移しておいたら、
翌朝には、大声で鳴いていたヒヨドリに食べられてしまいました。
この後、黄葉も綺麗なのですが、残念でした。