Koba の庭~春夏秋冬

庭や鉢植えの樹木や草花を中心に、家庭菜園も楽しみ、四季の彩を写真で紹介します。

鉢植え大文字草の花(1)~「華扇」

2020-10-22 | 山野草・園芸草花

大文字草はユキノシタ科の多年草で、
ホトトギスと並んで、秋を代表する山野草の1つです。
 
北海道から九州の海岸から高山にかけて、自生する基本種は、
秋に、「大」の字型の白花を咲かせます。
 
園芸化が進む中で、花形・花色が多様になってきました。
 
今年最初に開花した花が「華扇」(かせん)という品種でした。
濃い赤色の八重咲種です。
 

 
 
10月初め、最初の花が開こうとしています。 
 

 
10月中旬、小さな蕾から次々と大輪花を開いてきます。
3号の小鉢植えなので、年々小型に育ってきました。 
 

 

 
前画像の2日後、幅広のフギレ花弁で、
花弁数が多い、千重咲きタイプですが、無肥料なので・・・
花茎5~10cm、花径は2~3cm程です。
 

 
更に10日ほど経過した、本日の花姿です。
初めに咲いた花は色が薄れ、終盤を迎えました。
葉幅も2cm位で小型化しています。
 
 
 
春から蕾が着くまでは自宅北側軒下の山草棚に置き、
花時は南側の玄関前に移します。

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鉢植ホトトギスの花 2020(1)~白秋

2020-10-21 | 山野草・園芸草花

ホトトギス」(杜鵑草)は、ユリ科の多年草で、
花びらにある斑紋が、鳥のホトトギスの胸や腹の斑紋と似ている
ことから名付けられたとされています。
 
園芸的には台湾系ホトトギスの品種が多く、丈夫なので、
一般に栽培されています。

今年最初に開花した「白秋」(はくしゅう)も、
台湾系の改良種です。

白い花弁に紫の斑点が薄く着く、上品な感じで、茶花向き、
  

 
最初の1輪は、9月中旬に開きました。
花弁の斑紋が少ない花でした。 
 

 
10月上旬の花です。 
 

 
6枚の花弁、雌しべは3裂し、雄しべは6本あります。 
 

 

 
10月中旬、ほぼ満開の頃です。 
7号鉢植えで、草丈15~20cmで密生しています。
 

 

 

 
花を横からアップして見ます。
花弁の下の膨らみは、距(きょ)と呼びます。 
 

 
雌しべの柱頭は3裂し、更に先が2裂し、腺状の突起があります。 
 

 
本日の名残り花です。
 

 
丈夫で殖えて、大鉢植えで長く咲きます。

 

 

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ギンモクセイの花

2020-10-20 | 花木

ギンモクセイ」(銀木犀)は中国原産のモクセイ科の常緑小高木、
雌雄異株で、日本には雄株だけ入ってきました。
 
白花を年に複数回咲かせるのですが、
樹高110cmほどの幼木なので、今年は初めての開花です。
 

 
径4mmほどの白花ですが、淡い黄色を帯びています。
花弁は肉厚の質感で、
中央に雄しべ2個と不完全な雌しべがあります。

 

 
10月4日、香りが漂って、開花が始まったことを知りました 
 

 
葉陰で、小さいので全く目立ちません。  
 

 
2~3日後、ほぼ一斉に全開しました。 
 

 

 
 
 

 

 
10月10日頃には、
花が下に垂れ下がって、香りも弱くなりました。

 

 

 

 
この後一斉に落花しましたが、株に力がつけば、春にも開花します。
 
変種のキンモクセイの方が花数も多く、香りも強いので、

多く植栽されています。
 
香りに釣られてくる虫ねらいか? アマガエル君が、
 

 

 

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ムクゲの花 2020(3)~ピンクの一重花

2020-10-19 | 花木

ムクゲは夏から秋にかけて、庭で長く咲き続ける
アオイ科の落葉低木です。
 
犬散歩中に気に入って、1枝いただき、挿し木したものです。
ピンクの地に、中心部が濃いピンクとなる一重花ですが、
正確な品種名は不明です。
 
7月中旬の花、庭では宗旦ムクゲよりも大輪で、目立ちます。 
 

 

 
7月下旬です。 
 

 

 
8月上旬、切れ込みを持つ濃い緑葉が密生し、花を引き立てます。 
 

 

 
8月下旬、猛暑の中でも休みなく咲き続けます。
  

 
9月中旬です。 毎年、晩秋に強剪定するのですが、
春から伸びる枝が、蕾を着けながら3mを超えて成長しました。 
 

 

 

 
10月上旬ですが、まだ開花し続けます。 
 

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庭のミズヒキ(2)~種はヒッツキ虫に

2020-10-18 | 山野草

庭に自然に生えてきたミズヒキ
紅白の小花を着けた花穂は、日本人の心を惹きつけ、
茶花としても利用されてきました。
 
花後の種はヒッツキ虫となります。
 

 
 
授粉の手伝いをしたでしょうか、小さな蟻さん、
 
 

 
授粉後は雌しべの柱頭が2つに裂け、
ガクが閉じても、長く突き出します。 
 

 

 
9月末、花がほぼ終わり、種が出来ます。 
 

 
10月初め、ガクが閉じた姿は、蕾の時と同じような形で、
中に長さ2mmほどの種子が1個できます。 
 

 

 
自宅北側の塀際で、たくさんの種を着けたミズヒキです。 
 

 
自宅南側の塀際でも、 
 

 
自宅東側、池の脇でも、 
 

 
10月中旬には種が熟し、鈎状に突き出た雌しべの先が、
動物の毛などに引っかかって、種が遠くに運ばれる仕組み、
俗にいうヒッツキ虫の1種です。
 

 
庭を歩くたびにシャツやズボンについて、
家の中にも種が蒔かれてしまいます。
 
先日、全ての花穂を切除しましたが、
それでもこぼれ種が撒かれてしまいます。

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