「オトギリソウ」(弟切草)は日本全土の山野・草地に自生する、
オトギリソウ科の多年草で、薬草でもあります。(生薬名は小連翹)
名の由来は、この草を原料にした秘伝薬の秘密を他人に漏らした弟を、
鷹匠の兄が激怒して切り殺したという、平安時代の伝説によります。
花言葉も、「怨み」「秘密」だそうです。
購入した山野草の鉢植えに付いて我が家に来ました。
自然実生で多くの花木や草花の鉢やプランターに芽生えて、
7月~9月、花径1.5cm程の黄色い5弁花を次々に咲かせます。
7月上旬から咲き始めました。
8月上旬の花、
花弁やガクに黒い線状の油点があり、弟の飛び血とされています。
8月中旬、
8月下旬、
茎先にたくさんの蕾を着け、
1つずつ咲いていくので、花期が長くなります。
その6日後、
9月上旬、
9月中旬の現在も、毎日どこかの鉢で咲き続けています。
「ムクゲ」(木槿)は、アオイ科の落葉低木で、
インドや中国が原産といわれ、韓国の国花とされています。
日本へは奈良時代に中国から渡来、
夏から秋にかけて次々と咲き続けます。
「宗旦ムクゲ」は、白の一重咲きで、中心が赤い底紅で、
利休の孫・千宗旦が好んだ花で、茶花によく利用されます。
犬散歩中にいただいた枝を挿し木し、鉢で育てたものを、
玄関に向かって左手前に植えました。
7月上旬の咲き始めの頃、
7月中旬~下旬、
8月の酷暑の中で、
9月上旬、
9月中旬、11日の長岡は最高気温が35.7℃、
本日も35℃の予報です。 ムクゲは暑さが平気なようです。
「センノウゲ」(仙翁花)は、ナデシコ科の多年草で、
鮮やかな朱赤色の花を咲かせます。
中国から渡来し、京都嵯峨の仙翁寺で室町時代から栽培され、
その後絶滅したと思われた幻の花、近年再登場した種です。
異常な夏、茎葉がほとんど枯れてきた中で、
1輪だけ開花しました。
8月下旬、茎先に咲く花は、花径4cm程で、
花弁の先端が細かく切れ込んでいます。
開花しても、殆ど種子が出来ません。
キク科の多年草で、ヘリアンサス(宿根ヒメヒマワリ)の1種で、
黄色い八重咲の「ロドンゴールド」です。
南庭の花梅とシモクレンの樹下西側で、
二重咲き白花ホタルブクロと混植です。
花径7cm程の濃い黄色花を咲かせます。
7月中旬に咲いた花、
7月下旬の花、例年のようには草丈が伸びず、
葉枯れや虫食いの葉も出ています。
8月上旬には、蕾が着いても、
開花前から傷みが出て、きれいに咲けなくなりました。
連日の猛暑で、茎葉も半枯れ状態となってしまいました。
ヘメロカリスはツルボラン科(ワスレグサ科)?の多年草で、
アジア東部原産で、日光キスゲやヤブカンゾウの仲間です。
初夏~夏にかけて1日を咲かせ、
花色は白・黄色・オレンジ・ピンク・赤など、
園芸種の鉢植えがありますが、今年は2輪だけの開花でした。
7月上旬の花、
7月中旬の花、
画像が少ないので、庭植えのヤブカンゾウを、
例年は数株が咲くのですが、今年はこの1花だけでした。