その市議会議員の知人が、14日のNHKスペシャル「戦場 心の傷(1) 兵士はどう戦わされてきたか」を見ての感想だそうです。
********************
NHKスペシャルのHP
http://www.nhk.or.jp/special/
★9月15日(月)午後10時~10時49分
「戦場 心の傷(2) ママはイラクへ行った」。
開戦から5年。イラクに送られた母親兵士に今、我が子に愛情を持てず、育めないという深刻な問題が起きている。母親が銃を手に戦うアメリカの戦争の深い闇を見つめる。
『再放送』は
●2008年9月16日(火) 深夜 【水曜午前】0時55分~1時54分 総合
戦場 心の傷(1) 兵士はどう戦わされてきたか
初回放送 2008年9月14日(日)
●2008年9月17日(水) 深夜 【水曜午前】0時55分~1時44分 総合
「戦場 心の傷(2) ママはイラクへ行った 」
初回放送 2008年9月15日(月)
********************************
以下は、14日の「戦場 心の傷(1) 兵士はどう戦わされてきたか」を見たその方の感想です。
「転送歓迎」とのことです。・・・
****転載*****
アメリカではイラクの町並みを再現した施設で兵士の訓練が行われている。施設は2億円かけて作られ街のにおいまで再現されているという。負傷した民間人の役割の者には特殊メイクがされている。まるでディズニーランドのよう・・・
帰還兵の証言が続く。夜になると自然と忍び足で歩く。確かに悪党も殺した、いくら正当化しようとしても民間人を殺した罪は消えない。
ハリウッドで銃撃事件を起こした帰還兵は、取調べに対し、「自分は待ち伏せ攻撃を受けました。教わったとおりに攻撃しました。」と応えたそうです。1人殺せば2人目は簡単、どんどん何も考えなくなっていく。
第1次世界大戦のときにすでに兵士の中にPTSDの症状が出ていたそうです。映像では震えて訳のわからない動きをする兵士の映像が不気味でした。
アメリカの恐ろしいところは、そういう症状が出て人を殺せなくなる兵士をいかに減らすかを本気で研究しているところです。第1次世界大戦で発砲率が25パーセントまで低下してしまったことを研究し、訓練方法を変えたことにより第2次世界大戦では発砲率が2倍にまでなったことを自慢している研究者のコメントが人間離れしていると感じました。
その研究者は、「人間は同じ人間を殺すことに抵抗感を持っている。いくら訓練をしてもいざとなると人殺しを避けようとする本能が働く。人を殺すというイメージ消さなければならない。」と言っている。その研究者(ロバート スケールズ)は地獄に落ちると思う。
ベトナム兵の訓練をしていたという老人は、「とにかく相手は人間じゃない。ということを教え込む。同じ人間だと思うと殺せなくなるから。」と言った。
ベトナム帰還兵の母は言った。息子は人生を幸せに過ごしていた。戦争という別世界に行って帰ってきたときは別人だった。国は兵士になる訓練はするが帰ってきた兵士を民間人にする訓練を行っていないと・・・
息子は帰還8年後自殺した。
*****転載終わり*****
戦争は、人間性を完全に否定してしまいます。だから、絶対に防がねばならない。
その思いを再認識させてくれる文章でしたので、転載させていただきました。