「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

東京都へのお願い、どうか情報を出してください。

2009-02-18 21:54:13 | 築地を守る、築地市場現在地再整備

 技術会議の速記原稿を東京都に情報公開請求をしていました。
(情報公開請求内容等⇒http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/6f093ee8c2f5a10d8430a9109d767efe )

 本日2/18、なんらかの回答をいただけるということでしたが、得た回答が、とても残念でした。

 私は、全部の会議、12回分の速記録を請求しておりましたが、東京都の回答は、私の請求は、第一回の会議の速記録のみの請求であるということでした。
 昨年末あたりから、しつこく、“全部の会議”の速記録をお願いしており、それは、何度も確認していたはずなのに、いきなり、“第一回分のみ”と言われました。
 私の書類の不備があったのなら、昨年からお願いしてきたときに、なぜ、指摘くださらないのでしょうか。

 では、その第一回の速記録を本日いただけるのかとなると、それも「出せない。」ということでした。

 どこか消す作業をしているが、それが終っていないということであり、では、出来た部分だけでもと、お願いしましたが、それもダメでした。

 東京都はなぜ、頑なに技術会議の情報を隠すのか、理解できません。
 実際に技術会議で話された内容と、会議録で公開している文面の間の乖離が大きいので隠すのでしょうか?


 会議録は、昨日お知らせしたように、公開されました。とはいえ、第1回から第10回までであり、第11回、第12回はまだであります。
 最終報告が出終わっているわけであり、早急に公開すべきです。
 都議会も本日から始まったわけであり、これは本当に早急にすべきです。
 本当をいうと速記録も、今回の都議会に間に合わせていただきたいと思っています。
 
 私も公開された全会議録を読みましたが、問題が多いと思います。

 まず、委員名があきらかにされず、すべて、(委員)となっています。どの委員の発言か不明です。発言委員名はあきらかにすべきです。

 もう一つ、気になることは、これは、もう少し読み込んで判断すべきだと思いますが、果たして、この技術会議で、土壌汚染処理の細かなやり方や採用技術が決められたかどうかということの疑いです。どこか、別の組織があり、そこで青写真が作られ、それを技術会議の場で、委員が、承認したのではないかという疑いです。
 それが悪いというのではなく、そのような別の組織があるのであれば、東京都はそれを明らかにすべきだということです。
 これは、現段階では、あくまで、会議録の文脈や行間から読み取った憶測なので、この場でとりあえず、止めておいていただければ幸いです。
 そのように感じた理由は、委員が、あまりにも専門家会議の内容を知らなくて、知らないということは、主体的に考える姿勢がないということで、ということは、別の組織が主体的に考えたことを出してきているという想像ができるのです。

 今後、会議録を分析しての技術会議の問題点を指摘させていただきます。
 

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【平成21年度予算案 分析⑧】ワークライフバランス社会の実現

2009-02-18 11:55:37 | 財務分析(予算・決算)

 2/17、下記のシンポジウムが開催され、参加してきました。

****案内抜粋(文言、一部改変)*****
 「何がワークライフバランスだ。不況でそれどころじゃない!!」という声が聞こえる中、NPOフローレンス及び品川区がワークライフバランスシンポジウムを開催いたしました。
 日本がワークライフバランス化の方向に進むのか、それとも従来型の正社員・男性・長時間労働の働き方のみが奨励される社会に逆戻りするのか、 という踊り場にある今、積極的な提言と現場からの解決策を徹底的に議論されました。

 2月17日(火)
 品川区産業振興課・東京商工会議所品川支部共催セミナー
  ~中小企業ワークライフバランスシンポジウム~
         不況を超える!中小企業のワークライフバランス戦略
 
  http://k.d.combzmail.jp/t/9t43/80zmvsv0xe43nj3ry1

****抜粋終わり****

 前段の事例発表は聴けず、途中シンポジウムからの参加となりましたが、そこで得た情報を元に、感じたことや自分の考えを述べます。

*行政側では、ワークライフバランスは、商工観光関連部署、子育て支援関連部署、男女共同参画関連部署と部署がまたがり、縦割り行政の障害がある。

*行政側としては、ワークライフバランスが、中小事業所の活性化に繋がることを目指すことの一つとしている。

*中小事業所が取り組むきっかけ作りを提供できればよい。

*きっかけ作りの一つは、従業員の満足度調査(ES調査)である。

*中小事業所が取り組むかどうかは、最終的には、社長の意向による。(社長のやる気)

*国や行政の施策の一つは、取組みの優良企業の表彰。

*ある事業所社長からは、補助などはいらない。フェアーな競争環境を整えてくれさえすればよい。正直者が馬鹿を見る世の中ではいけない。
 いらない規制をなくし、社会保険に入るなど遵法の徹底をするべきであると意見された。

*経済産業省は今後、ワークライフバランスの実践マニュアルを作成し、リーフレットの形で一万部配布をする予定。
 そこでは、ワークライフバランスの優秀な取組みも掲載する。

*マニュアルでは、具体例の掲示で終らず、個々の事業所で、具体的にどう活用するかまで、踏み込んでほしい。

*経営の危機的状況である今であるからこそ、ワークライフバランスの取組みが、危機を脱することに奏功すればよいと考える。

*ワークライフバランスにより、働き方が変わり、自分が変わる。そのような国民運動へつながるとよい。

*ある社労士からは、ワークライフバランスという前に、労働基準法、育児休業に関する法律、これら法律を守ることからはじめるべきであり、これらが、守られれば、ワークライフバランスは達成できると指摘があった。
 従業員満足度調査も、従業員が、これら法律をしってうけるのと、しらないでうけるのとでは、おのずから結果が異なってくる。

以上、

 中央区では、来年度予算で、ワークライフバランスに関し、以下が予算化されています。
****21年度中央区予算、ワークライフバランス関連欄抜粋****
(6) その他の主要事業
「男女共同参画社会の実現」

新規◎ワーク・ライフ・バランス推進企業の認定 5,000千円
 仕事と家庭の両立支援や男女ともに働きやすい職場の実現に向けた取り組みを実施する中小企業・事業所を認定・公表し、啓発を図るとともに、認定に向け取り組む企業に対しアドバイザーを派遣し助言や情報提供を行う。
  * 対象企業 常時雇用する従業員数が300人以下の区内事業所

新規◎ワーク・ライフ・バランス認定企業に対する商工業融資における優遇利率の適用《再掲25頁》 -千円
 ワーク・ライフ・バランス認定企業に対して、商工業融資における優遇利率を適用する。

新規◎育児中の保護者社会参加応援事業 300千円
 育児に多くの時間を費やしている父母に対し、女性センターにおいて社会参加の機会と交流の場を提供する。
  * 対 象 者 1歳以上の未就学児(保育園、幼稚園入園前)の保護者
  * 実施内容 講義および講義内容を基にディスカッション
         女性センター内で交流などを行う自由活動

新規◎女性センター「ブーケ21」ホームページの開設 1,954千円
  男女共同参画の普及啓発と情報発信のため、ホームページを開設する。
  * 掲載情報
   ・ 区の男女共同参画情報
      女性センター「ブーケ21」の施設利用情報
      男女共同参画講演会等の参加者募集
   ・ 男女共同参画活動団体の情報
   ・ 国や都などの関係団体の情報 等

****抜粋終わり****
  
 シンポジウムも参考に、私の考えを述べます。

 ワークライフバランスというと「仕事」と「家庭(&個人の生活や趣味)」という二項のバランスに目が行きがちな表現であるが、その意味するところは、もっと広い。私も、二項のバランスだけではなく、少なくとも、「仕事」と「家庭(&個人の生活や趣味)」そして「地域社会活動」のトライアングルがまず、イメージされるような広がりが施策の展開にあってほしいと願う。(ある意味、ハンナ・アレントがいう人間の活動として「labor」「 work」「 actibity」の3つがあるという考え方と近いと思っています。)
 理想を述べることを許していただけるなら、日本のすべての事業所において、労働基準法で謳われている内容が遵守され、皆が社会保険制度に加入して労働するような社会になるだけで、「ワークライフバランス」の目指す目標は達成されると考える。わざわざ、「ワークライフバランス」の施策など導入することなしに、大多数が達成されるのではないだろうか。
 社会保険庁の体制整備、中小零細企業の環境整備、日本・世界の経済状況の立ち直りがあっての実現となり、理想の実現には、かなりの時間がかかる。また、一部過重労働が必要な現場の改善にも時間がかかるであろう。
 現実の問題として、中央区もこの度、ワークライフバランスに関連して、予算がつけられている。有効な実施に当たっては、庁内の関連部署との連携を密にすることが当然のこととして、如何に、中小零細の事業所に取り組んでいただくか、かなりハードルが高い。予算はとったが、いくつの事業所とくに、商店街などの中小零細事業所が実践されるだろうか。
 取り組むきっかけ作りには、単に講演会開催だけでなく、もうひと工夫が必要かもしれない。
 民生費部門・教育費部門等における、子育て支援環境の整備とともに、ワークライフバランスの施策の目標が達成されるようにしていきたい。
 すべての施策に通じるが、最終的には、意識改革(意識変容)を如何に起こすかが鍵である。

以上、

 予算特別委員会では、もうひと工夫まで、踏み込めればと思います。
 皆さん、アイデアをよろしくお願い申し上げます。

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都議会の日程

2009-02-18 10:24:59 | ブログ目次 / イベント情報・会議日程

豊洲土壌汚染と築地市場移転問題の件は、都政とも密接に関連しますので、
東京都議会の日程を掲載します。

   平成21年第1回都議会定例会日程

   代表質問(本会議)  2月24日(火)

   一般質問(本会議)    25日(水)、26日(木)
 
   常任委員会      3月 2日(月)、 3日(火)

   中途議決(本会議)     5日(木)

   予算特別委員会
     総括質疑       11日(水)~13日(金)

   常任委員会        16日(月)~19日(木)
 
   予算特別委員会
     しめくくり総括質疑  24日(火)
     討論・採決      25日(水)
 
   閉会(本会議)      27日(金)


   ↓日程のページ
   http://www.gikai.metro.tokyo.jp/schedule/first.htm

以上、

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間伐材の有効利用

2009-02-18 08:44:00 | 地球環境問題

 間伐材を、もっと利用できるのではないか、いろいろ提案をしています。  

 このたび、本日2/18の日経新聞東京面で取り上げられておりますが、中央区東日本橋の「清杉通り」で間伐材を使った歩道整備の実験が始まりました。(3月下旬まで)。実施主体は、「日本橋みゆき通り道路実験協議会」。

*歩道の舗装材として間伐材の活用 中央区の森をもつ檜原村など多摩地区の森林から伐採した木材のチップを、ブロック、コンクリートと混合した三種類の舗装材を長さ8m、幅2mで敷く

*交差点に間伐材で作ったベンチを設置  


3月下旬まで実験し、
*歩きやすさ、施行後の安全性や強度、補修のしやすさを検証し、導入の是非を判断。   


様々なところで、間伐材を用いるアイデアが広がっていけばよいと考えます。  
間伐材を用いるアイデアを、どんどんお寄せ下さい!  


ちなみに、来年度の中央区の予算案では、
****予算案抜粋****
檜原村間伐材の有効利用(公園などでのフェンス、花壇枠組み等)
*「中央区の森」の新たな展開 間伐材の活用 1473千円
 中央区の森事業によって間伐された木材を活用する
 )炭火焼きを行い、区内デイキャンプ場などで活用する
 )東京都内工場でボードに加工し、床材・家具等の材料として一般に流通させる。
 )奥多摩の工場でボードに加工し、本区の街路樹の支柱などに活用する。
 )コースターや鍋敷きなどの啓発品を作成し、イベント等で活用する。
*****抜粋終わり*****

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