「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

大震災 緊急時の情報伝達手段の再構築の必要性。携帯電話/インターネット/固定電話が不通の中で

2011-05-09 23:00:00 | 防災・減災
 3/12 福島第一原子力発電所近くにあるオフサイトセンター(緊急時の医療も含めた対策本部)では、

 インターネット不通
 携帯電話不通
 ファックス不通
 固定電話不通
 衛星電話2回線のみ開通維持

 であったということです。

 原子力発電では、3/14午前11:01に水素爆発による負傷者一名を千葉県の放射線医学研究所へ自衛隊ヘリで同日20:30に移送しました。
 衛星電話2回線のみの伝達手段しかなかったことも時間がかかった要因のひとつと言われています。

 大震災の場合の各組織間をどのような手段で情報伝達をするのか、改めて確認をし、体制を構築せねばなりません。

 情報伝達手段がなくなること、だれもが3/11に痛感し、被災地ではその状況が長期間続いたものと思われます。

 私たち医師も、防災拠点へ出向くことが基本ですが、それが、限られた情報伝達手段でうまく防災拠点で医療救援活動を行うことができるか体制整備が求められます。
 いままでも取り組まれてきましたが、中央区の医療機関医師&医療従事者と防災拠点運営委員会との顔の見える関係構築からはじめねばなりません。
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