「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

子ども達を放射線被ばくから守るためにできること。

2011-05-24 18:43:37 | 防災・減災

ブログ:

文部科学省「福島県内の学校・校庭等の利用判断における暫定的な考え方」に対する日本医師会の見解


http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/9cacac0c2f3cbf9ecab289dae7e45f9a


へ多くの声を、コメントをいただいております。
ありがとうございます。

「同じく小学5年生の保護者です」様が、

「中央区や教育委員会に対して、どんな動きをするべきでしょうか。」と書かれていらっしゃいます。

 あらゆるところを通じて、声をとどけていくことが大切であると私は考えます。
 保育園、幼稚園、小学校、中学校、中央区、中央区議会、区民文教委員会、議員、区長への手紙、区長へのメール、教育委員会などなど。

 そして、もうひとつ大事なのは、周りのひとに話して、同じ思いを多くのひとと共有し、声を大きく広げていくこともまた大切です。

 私もできるかぎりのことを、医師として、小児科医師として取り組んでまいる所存です。

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不安押し殺す福島の子ども。いや、日本全国の子ども達。安心安全のため、大人たちがすべきこと。

2011-05-24 12:20:08 | 防災・減災

 本日24日、朝日新聞声欄とても悲しい声が届いていました。

 子ども達に安心と安全を守っていくために、私たち大人が最大限の努力をしていかねばなりません。
 このブログにも、多くのコメントをいただいています。
 ツイッター(http://twitter.com/kosakakazuki)でも、不安の声を多々目にします。 

 もちろん、政府、都道府県、市町村の行政機関、そしてここ中央区も、区民の皆様の声をしっかりと受け止めて、放射能被ばくからの安心と安全を、必ず守っていくことにご努力いただくことをここらからお願い申し上げます。
 まずは、先日ブログ(http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/fa61bc233a1d6a0f64650e67f7b601a5)でも書きましたが、1)放射線学、放射線医学の知識啓蒙、2)現実の被ばく量モニター、3)保育教育の現場での、親御さんが不安な場合の自主的な代替措置をとることの許容、4)食物、飲料水のトレーサビリティなどできる限りの情報の公開、5)風評被害への取り組み、6)万が一の場合は、原発周辺地域からの避難その受け入れ などをしっかりと行っていくべきと考えます。


*****朝日新聞(2011/05/24) 声欄 ******

~不安押し殺す福島の子ども~      福島市 44歳 女性

 13歳の娘と話をしていたときに「そういうところ、もう少し気がきくようになれば、嫁にいきやすくなるよ」と軽口で言ったら、「でも、福島だからもうどこにも嫁になんていけないんじゃない?」とまじめに返してきた。

 思わず「大丈夫!福島の人の嫁になればいいから!」と言ったら、「そしたら、放射能に強い赤ちゃんが生まれてくるかもね~」と笑ったから、「そうそう、新しい人類だよ!」と冗談でごまかした。

 以前、「いま伝えたい被災者の声」で飯館村の15歳の子が「子どもを産めますか」と心配していました。

 きっと、「フクシマ」に済む女の子たちは、皆、不安に思っているのだ、と痛感しました。この不安を取り除くためにも、あらゆることを政府に望みます。

 誰もが納得できる対処を切に願います。

 避難地区はもちろんでしょうが、避難地区以外の大人も子どもも、毎日、心にある不安を押し殺しながら、見せかけの日常を生きている、そのことを、どうか忘れないでください。

以上、

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