「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

吉報!不活化ポリオワクチン、来年度にも 厚労省が国内導入見通し

2011-05-26 21:13:28 | 小児医療

 当院でも、不活化ポリオワクチンの接種希望者の受付を開始したところですが、厚労省も認可の方向で、遅まきながら動き出しているとのこと、喜ばしいことです。

 以下、関連記事より。


*****中日新聞(2011/05/26)*****
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011052601000930.html

不活化ポリオ、来年度にも 厚労省が国内導入見通し

2011年5月26日 19時42分

 厚生労働省は26日、ポリオ(小児まひ)の予防接種について、接種したワクチンによる感染の心配がない「不活化ワクチン」が早ければ2012年度にも国内で使えるとの見通しを同省の予防接種部会で示した。

 日本では現在、生きたウイルスの毒性を弱めた「生ワクチン」が使われている。このウイルスによる感染は後を絶たず、01年度からの10年間で接種による患者が15人、二次感染が6人発生。不活化ワクチンの早期導入が求められている。

 国内4社が、ジフテリア、百日ぜき、破傷風の3種混合と不活化ポリオを一度に接種できるワクチンの開発を進めており、年末には製造販売の承認申請が出る見通し。厚労省はできる限り迅速に審査するとしている。

 現在は、3種混合の接種はポリオより約2カ月早い。移行期には、3種混合の接種を終えた約20万人に不活化ポリオワクチンの追加接種が必要になるとして、厚労省は単体ワクチンの開発も促す方針を示した。

(共同)
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独自の放射線量測定、まずは板橋区から、中央区も是非お願いします。

2011-05-26 17:01:47 | 防災・減災

 板橋区が、独自の放射線量の測定を実施することを決めたということです。

 小学校、中学校、保育園の校庭・園庭土壌とプールの水、公園の土壌や砂場、池などで計測するといいます。

 保護者の皆様がたから多くの声が届けられています。
 そのようなおひとりおひとりの声が集まって、板橋区を動かしたともお聞きしています。

 放射線被ばくの不安に対し、安心安全を提供するためには、放射線に対する知識啓発と、実際にそこは大丈夫であるということの計測データによる証明が必要です。
 中央区もまた、測定実施に向け、動き出すことを強く要望いたします。

 以下は、産経新聞報道。


***産経新聞(2011/05/25)****
板橋区が6月中旬、区立学校の放射線量計測へ 23区では初

2011.5.25 21:29

 東京都板橋区は25日、東京電力福島第1原子力発電所の事故に伴い区内に飛散している放射線量を正確に計測するため6月中旬、区立学校の校庭土壌の放射線量を測定する方針を明らかにした。東京都では、新宿区の都健康安全研究センターが大気中の放射線量を観測しているが、板橋区によると、23区の自治体が独自に区立学校の放射線量を計測するケースは初。

 大気中の放射線量などについて、都健康安全研究センターは「現時点においては健康に影響を与える数値ではない」としている。しかし、区は放射線に関連して健康被害などを心配する声が相次いでいることから、計測を決めた。

 区によると、計測対象の学校は未定で、区立小・中学校のうち、どこか1カ所を検討中。計測方法は、対象となる学校の校庭土壌とプールの水をサンプル採取して計測業者に提出する。区立保育園の園庭土壌のほか、区立公園の土壌や砂場、池などについての計測も検討中という。

 大気中の放射線量測定のため、持ち運び式の放射線量測定器を5月中に2台購入し、区役所周辺で計測することも考えている。測定結果はホームページなどで公開する方針。

 23区内では足立区が同区中央本町の区役所南側ある中央公園で、独自に大気中の放射線量を測定している。足立区によると10年ほど前、JCOの臨界事故の際、区民からの不安に応え設置したという。

 地上約1メートルで毎日午前9時に測定しており、25日は毎時0・17マイクロシーベルトと、都の同時刻の毎時0・06マイクロシーベルトに比べ3倍近くなっていた。

 区では「周辺の物質の影響のほか、都は高さ約18メートルで測っており、その違いがあるのではないか。ただ、地上1メートルの方が人間の呼気に近いと思う」としている。

以上、

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放射線量計測のありかた~測定条件を明示し、意味のある測定を。

2011-05-26 13:40:50 | 防災・減災

 放射線量計測のあり方として、大事になってくるのは、測定条件。
 きちんと測定条件を明示し、計測値を出す必要があります。

 測定値を比較する場合も、測定条件の違いを念頭に、比較せねばなりません。

 以下、東京新聞がも測定条件の関連で、記事を掲載しておりました。

 今後、測定場所が増えていくと思いますが、どのような場所、条件で測定するか、よく見ていく必要があります。
 意味のある測定をしていかねばなりません。

****以下、東京新聞(2011/05/26)****
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011052602000040.html

【社会】

線量 計測場所も影響?

2011年5月26日 朝刊

 首都圏で、茨城の放射線量がいつも他都県より高いのはなぜ? 文部科学省が毎日公表している計測装置「モニタリングポスト」の各都道府県の数値。福島第一原発からの距離だけでなく、装置の設置場所が他地点より地表から近いため、高さも関係があるようだ。文科省は、高さが違う理由を各地に任せているためとするが、地表に近いほど数値が上がるのは確か。文科省より地表に近い高さで独自に計測した数値を公表している専門家もいる。 (池田悌一、高橋知子)

 Q 茨城の数値は。

 A 水戸は現在、毎時〇・〇〇〇一ミリシーベルト前後と他の六都県の二倍前後の値が計測されている。計測装置は高さ三・五メートルにあって地表から最も近い。

 Q 地表から近いとなぜ高いの。

 A 周辺が土かコンクリートかなどの環境にもよるが、地表に近い観測点ほど土壌に吸着されるなどした放射性物質の影響を受けやすいと複数の専門家が指摘している。

 Q 装置はどこが設置したのか。

 A 文科省の委託で都道府県が設置し、データ計測の費用は文科省が負担する。一九五七年、核実験による放射性物質の拡散が問題になり、設置が始まった。各都道府県に順次設置され、八六年のチェルノブイリ原発事故や九九年のJCO臨界事故を機に全国に態勢が整った。

 Q 設置場所の高さが違うのは。

 A 文科省は地表から「一〇メートル以上」か、「屋上から三メートル以上」との指針を示しているけれど、強制力はないからだ。

 Q 同じ高さで測らないと、都道府県ごとの比較はできないのでは。

 A 専門家には、他の地点と比較するには高さをそろえた方が良いとする意見がある。でも、文科省は「各地点間の比較を目的としていない。継続して測定することで平常値を記録し、原発事故などが起きたとき、いかに平常値より高いか把握することで、放射性物質への対処法を考えることが目的だ」と説明している。

 Q 「一〇メートル以上」で人体への影響は分かるの。

 A 人間の体の中心である地表一メートルほどで測定するのが望ましいとする専門家もいる。茨城、栃木、群馬、神奈川県の四県ではモニタリングポストより簡易な機器を使い、地表一メートル以下の地点で独自に観測を始めている。

◆研究者 都内の独自測定

 原子力の研究者を中心にした有志が、地表からの高さを原則一メートルに統一し、全国で独自に放射線量を計測している。東京・新宿では、文科省が公表する高さ十八メートル地点のモニタリングポストの数値に比べ、二倍に迫る値が検出されている。

 発起人の近畿大原子力研究所の若林源一郎講師は「原発事故を受け、実際に生活空間にどのような影響があるかをきちんと調べ、判断材料を提供するべきだと思った」と狙いを話す。

 有志は研究者や原子力関連のNPOなどで、いずれも放射線量の計測経験がある人ら。三月末から計測を開始。三十都道府県で随時、放射線量をホームページ(HP)に掲載している。これまで延べ百五十人が計測に携わった。

 計測結果は、文科省が公表する数値よりも高めだ。新宿区西新宿の観測地点ではHPに掲載した最新の二十日の数値が毎時〇・〇〇〇一一ミリシーベルトで、同省が同日公表した新宿区百人町のモニタリングポストの数値(毎時〇・〇〇〇〇六三ミリシーベルト)の一・七四倍。五月に実施した九回の計測値は同省より一・五六~一・九三倍高かった。

 有志による都内での計測地点は二十カ所に及ぶ。新宿と同程度の数値になる調査地点が多いが、高い数値が出る傾向にあるのが葛飾区内。二十一日には毎時〇・〇〇〇三四八ミリシーベルトを検出した。

 若林さんは、計測結果について「放射性物質は空気中のちりに乗って地表に降ってくるので、地表に近づけば放射線量も増える。ただ、いずれの値も健康には影響がなく、自然界でも普通に検出されるレベルなので心配ない」と分析した。 (小野沢健太)

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誰もが安心安全に暮らせるまちづくりに向けて。5/28認知症サポーター養成講座。

2011-05-26 08:43:17 | 医療

 誰もが安心して暮らせるまちづくり。

 ノーマライゼーションなどの言葉がいらなくなる街づくり。

 ひとつひとつの取り組みがいつかつながって行きます。

 重要な取り組みのひとつが認知症サポーター養成講座。


 以下、中央区社会福祉協議会主催、中央区民生・児童委員協議会後援で、

 下記、映画上映会と認知症サポーター養成講座が開催されますので、こちらでも、お知らせいたします。

     記 

5月28日(土)
  13時30分から16時30分

京橋プラザ(東京都中央区銀座1丁目25

映画『ただいま
   - それぞれの居場所』上映会
http://blog-imgs-43-origin.fc2.com/m/a/c/machihito/20110424201415394.jpg

認知症サポーター養成講座
          
主催:
   中央区社会福祉協議会 
後援:
   中央区民生・児童委員協議会

お問い合わせ
 ボランティア・区民活動センター(中央区八丁堀4-1-5)
   電話:03-3206-0560 FAX:03-3206-0601
   E-Mail:vc@shakyo-chuo-city.jp
申し込みは、下記申込書をFAXか電話にて、

参加料:無料
 
 申込書:http://blog-imgs-43-origin.fc2.com/m/a/c/machihito/20110424201414c85.jpg                 

  会場:http://maps.google.com/maps?f=q&source=embed&hl=ja&geocode=&q=%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E5%8C%BA%E9%8A%80%E5%BA%A7%EF%BC%91%EF%BC%8D%EF%BC%92%EF%BC%95%EF%BC%8D%EF%BC%93&aq=&sll=35.673239,139.771618&sspn=0.006432,0.009012&ie=UTF8&hq=&hnear=%E6%97%A5%E6%9C%AC,+%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E5%8C%BA%E9%8A%80%E5%BA%A7%EF%BC%91%E4%B8%81%E7%9B%AE%EF%BC%92%EF%BC%95&ll=35.672997,139.771517&spn=0.00665,0.009012&z=14

まちひとサイトさんの関連ブログ:http://machihito.blog131.fc2.com/blog-entry-313.html

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