9/1第11回「ケアマネージャーと主治医の懇談会」が中央区役所大会議室の場を借りて開催され出席。
小児科ながら開業以来、参加させていただいております。
小児の在宅医療もありうることと、地域医療の現状理解のため勉強させていただいております。
今回のテーマは、医療連携ネットワーク構築に何が必要か
それを、4つのカテゴリーに分けて分析
1.認知症
2.寝たきり高齢者
3.高次脳機能障害
4.末期がん
各テーマでグループディスカッションののちに出された課題。
1.認知症
*早期発見、そのための受診へのつなげ方
*民生委員、その他、新聞配達員、交番のおまわりさん、自治会・町会、地域の人などいろんなチャンネルから発見
*家族のストレス軽減
そのためのショートステイや、社会的な入所
2.寝たきり
*老老介護、認認介護
*ショートステイの利用
*肺炎予防のための口腔ケア
*スムーズな医師-看護士(中央区には7箇所の訪問看護)-介護-行政の連携
*急変時にどうするかの意志確認
*24時間医師がみること
そのための体制整備、とくに中央区では、ビル診
多職種連携
複数医師でみる体制の構築
*要介護度が高いケースが多い、家族にはたいへんな負担
3.高次脳機能障害
*暴言、暴力を振るうケースがある
*在宅医療にならない場合、通院が家族の負担になることも
*若くして脳血管障害を負う場合がある。
一家の大黒柱であったり、子育て中の親御さんであったりする
*障害者認定では、医療面のカバーが主
*介護度が低く、訪問看護が入ることができないこともある
*デイケアや、短期間の入所施設の整備を
*失認、失語など家族が症状理解できるように
*嚥下障害がどのような機序か、どのような食事をどのように与えるとよいか訪問歯科とともに、分析可能
*居宅薬剤師の指導の利用
*若い人の患者のネットワークあり
4.末期がん
*症状の進展が早い、1ヶ月単位~半年
*病院医師と在宅医師のコミュニケーション
*家族がどういうことを望むか、家族とのコミュニケーション
*老老介護、認認介護でも、その場にいない家族とのコミュニケーション
*がんセンターレジデントの地域研修の受け入れを行い、病院医師に早くから在宅医療について認識を高める
中央区医師会9人で一年間で25人のレジデントを受け入れている
*退院前に、介護認定をとり、在宅移行で、すぐに介護サービスを受けることができるようにする
*麻薬の使い方など、病院の緩和ケアドクターに相談連携
*がん患者でもショートステイなど受けることができる体制を
以上