「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

病児を預かる上でのポイント:病児のデイケア

2011-09-03 23:00:00 | 小児医療
 武蔵野市で病児保育事業を展開されている「NPOひまわりママ」の毎年恒例の病児を預かる上でのポイントに関する講義を9/3行いました。
 午後2時から6時までのみっちり4時間。

 受講された皆さんも、たいへんお疲れ様でございました。
 もし、わからなかった点、質問などがございましたら、メールなどでおたずねください。

 以下のレジュメのような内容で講義させていただきました。

 
 また、もし、講義ご希望の団体、NPOがいらっしゃいましたら、お気軽にお声がけください。
 体の都合をつけて、どこへでも出かけていきます。


 レジュメ。

 1、重要な症状への対処に仕方
   発熱

   嘔吐と下痢

   腹痛

   痙攣

   咳


 2、実際に預かる病気の割合

 3、風邪=上気道炎とは、

   ウイルスと細菌感染の違い

   インフルエンザとは


 4,発達の各時期の病気の特徴

   出生前期

   新生児期

   乳児期

   幼児期

   学童期

   思春期

   各年齢での死因統計
   (乳幼児突然死症候群、不慮の事故、他殺、自殺の割合の高さ)

 5,リスクマネジメントとは

 6,事故を防ぐ対策

 7,心肺蘇生のABCとAED
 
   AEDのパッドは、いままでは、8才で分けていたが、これからは、小学生以上は、大人のパッド。それ未満は、幼児パッド。

   誤飲と誤嚥
  
   誤嚥:ハイムリッヒ法、

   誤飲:中毒110番電話サービス、飲み込んだものがわかる容器などをもって必ず受診すること


 8、乳幼児突然死症候群について
   窒息死や虐待による死ではない、原因不明の死

 9、感染経路
   接触感染、飛沫感染、空気感染(結核、水ぼうそう、麻疹 そして(ノロウイルス))

 9,各疾患

   ウイルス性腸炎と細菌性腸炎、下痢の食べもの、ウイルス性腸炎の感染のひろがりを防止するには

   ひきつけ、熱性痙攣、てんかん

   喘息発作、クループ、百日咳、喘息性気管支炎、マイコプラズマ肺炎、細気管支炎(RSウイルス感染症)

   アレルギー疾患、アレルギーマーチ

   麻疹、風疹、おたふく+無菌性髄膜炎+反復性耳下腺炎、水ぼうそう+帯状疱疹 

   夏風邪、プール熱、ヘルパンギーナ、手足口病

   ヘルペス口内炎、
 
   インフルエンザ

   突発性発疹、伝染性単核球症、リンゴ病

   溶連菌感染症、とびひ、尿路感染症

   腸重積

   肘内症
 
   川崎病

   中耳炎


 10,薬の飲ませ方

 11,こどもの心の発達

 12,病児保育の重要性、地域のちからの必要性 

 以上

 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする