危機管理の結果を左右する三つの要素
1)実施する危機管理の有効性
2)緊急対応行動(初動)の適切さ
3)決断とスピード
すなわち、
1)実施する危機管理の有効性
「危機はよく管理されなければならない」
対象の危機への対策が事前に計画されており、それによって、
「現実化した危機(クライシス)の最中に、役員と従業員の行動を調整できるよう、
事前に計画されていなければならない」ということになる。
2)緊急対応行動(初動)の適切さ
危機管理が、「現場のマネジメント」「状況のマネジメント」であるといっても、
あらかじめの予測や計画がなければ、迅速な初動は期待できない。
これは優れたアスリートの最初の一歩の踏み出しの速さと同じ事情である。
3)決断とスピード
危機管理においては、より短期間、場合によっては、瞬時の対応が求められる。
計画よりは、現場での初動対応と、そのための情報収集、判断、指揮・命令の実行力が強く求められる。
「現場のマネジメント」「状況のマネジメント」が危機管理の本質
*最後に、危機管理の究極の目的は、「生き残ること」