いつか、どこかで

花、昆虫、そして鳥など身近で見られるものを撮っています

クロアゲハ

2019-11-03 18:50:32 | アゲハチョウ

今日はちょっとだけヒンヤリ気味なazami地方です。

お昼前に雨がパラッとして今は日が照ってるんですけどね。

昨日のこと。イノシシ除けの為の鉄製の柵を畑の奥の、

花や木を植えている所をグルリと囲う様に設置しました。

大切にしてるフジバカマやノコンギク、それと、仮置きしてるアジサイなどの木々、

それらの根元をイノシシがガンガン掘るもんですから。

イノシシ除けに一番効果的なのは何と言っても柵の設置なんです。

どこでもかしこでも掘って掘って、食べ物を探すイノシシには、

腹が立つけど、彼らも生きんがために必死なんですよね。

・・・って、同情してる場合じゃないけどね。

ちなみに、野菜畑はもう~何年も前に被害にあってから柵で囲っているので、

大丈夫なんです。



もう~ほぼほぼ百日草は終盤を迎えているのに・・・

それに止るチョウの写真がまだアップ出来て無くて急げや急げ~。

クロアゲハってどれもシックでちょっと気品がある様な気がします。

黒いアゲハチョウって、いろいろいるのですが、

このクロアゲハが一番皆に知られている種類でしょうかね。



☝☝上の写真と一緒やん!そう見えますよね~~。。。

でも、実はほんの僅か僅かだけど、違うのですよ。

姿勢だったり、翅の広がり具合だったりね。

そんなん2枚をじっくり見比べん限りわからん!!!!!って、

おっしゃる通りでございます。

私のブログではよくあるパターンです



クロアゲハの近縁種には、カラスアゲハ、ジャコウアゲハ、オナガアゲハがいます。

この中で私が写真に撮ったことがあるのは、カラスアゲハとジャコアゲハです。

まぁ~どちらも1回だけですけども。



クロアゲハの大きさ(前翅長)は45~70mmくらいです。

(前翅長とは前翅の片方の長い方の辺の長さのことです)



普通によく見られるナミアゲハと同じ食草を幼虫が食べて大きくなるので、

ミカン、ユズ、カラタチを植えて置くと卵を産みにきてくれますが、

クロアゲハはナミアゲハより暗い所を好むので、

それらの食樹の鉢植えを日陰に移動させておくと、

よく卵を産みに来てくれるんだそうです。



そんな傾向があるとは知らず、何年か前にたまたまユズの木の鉢でサナギになったので、

幼虫を守る為に少しでも雨風の当たり難い場所へ~と思って、

大きいモミジや椿の木がある木陰へ鉢を移動させたんですが、

その後、気が付くとクロアゲハ、ナガサキアゲハ(これも黒いアゲハチョウ)の幼虫が、

沢山見られるようになりました。

ご注意!クロアゲハの幼虫が出てきます





背中の模様のVの字がつながっているのでクロアゲハの幼虫。

Vの字が真ん中で途切れていると、モンキアゲハということになります。

(V字の色も多少違うようです)



☝☝この2枚はクロアゲハの5齢幼虫(さなぎになる前)



こちらはナガサキアゲハの5齢幼虫、です。

今年もたくさんの幼虫が育って観察をしていましたが、

サナギになる前にいずこかへ旅立って行ってしまいました。

いつものことなんですけどね~どこでサナギになったやら、

そして、どれだけのサナギが羽化できることやら、知る由もありません



自然界には天候も含めたあらゆる天敵が待ち構えているので、

こうして成虫になって私たちの前に姿を見せてくれるのは、

多くの卵から幼虫になれて、そしてサナギになれて羽化に成功できた

ほんのわずかなラッキーな子たちだということなんですよね。



そう考えてみると、人間のようにかばってくれる人もいなければ、

困ったときに助けてくれる人もなく、雨露しのぐ家も持たず、

たった1匹だけで乗り切って行くチョウの人生(蝶生か!?)って厳しいですよね~。







コメント
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