3月28日、岡山の桜の開花宣言が出た。去年より4日遅れだそうだ。
今年はどんなお花見になるだろうか?
すでに桜の咲く頃になってしまい、かなり遅ればせながらネコヤナギの赤い葯を見て頂こうかと。
ネコヤナギと言えば、誰しも早春に見られる銀白色のフワフワの花穂を思いますよね。
それが、少し日にちが経つとこんな風に銀白色の毛の下から赤い葯が伸びてくる・・・んですね~。
・・・って、私ったら今まで気が付いていなかったもので。
赤い葯に雨のしずくが真ん丸になって、可愛らしい~。
そして、又ちょっと日にちが経つと、赤い葯の先っちょがめくれて黄色の花粉が表れてくるよ~。
この写真でも、よ~く見ると赤い葯が破れているのや、もう~花粉が落ちてしまった風なものも見えるでしょ。
葯(やく)という言葉にあまり馴染みがない方もいらっしゃるかと思うので、
(そう言う私も何年か前まで聞いたことが無かった)
つまり、雄シベの先端にあって中に花粉を生じる嚢状の部分のことを、そう呼ぶそうです。
ちなみに、今日の写真のネコヤナギは全て雄株です。
まだ伸びきっていない赤い葯が、銀白色の毛の中に出来ているのが透けて見えていますよね。
赤いネコヤナギがあるけど、それはどんな風に変化するのだろう~とちょっと興味アリ。
こんな風に赤い葯が次々に伸びてきたのを見て面白いなぁ~と、写真に撮ったのは3月2日。
毎年、ネコヤナギを見ていて、銀白色の花穂から黄色の花粉が付いた雄シベになるのは見ていたけど、
赤い葯が伸びる過程は見逃していたわけで、見ている様で見てないことって多いなぁ~と改めて思った次第。
この次は葯が破れて、花粉が一杯付いたネコヤナギにミツバチがやって来た写真を
見て頂こうと思っているのだけども、春は一気に加速して季節に置いてきぼりになってしまう~~急がねば!
今や、役目を終えた雄株のネコヤナギたちはポロポロと地面に落下中。