いつか、どこかで

花、昆虫、そして鳥など身近で見られるものを撮っています

ミドリヒョウモン

2015-07-25 17:02:15 | ミドリヒョウモン

昨日は土用の丑の日でしたが、皆さんは「うなぎ」を食べられましたでしょうか?

我が家は食べていません。家族全員うなぎは苦手~~!だからです。

「うなぎ」と言えば、忘れられないことがあります。

今から40年くらい前のことで、当時勤めていた医院の先生ご一家が看護師の私と先輩2人を、

(その他の看護師、職員さん達は、お泊りは出来ないと言うことで不参加だった)

プールがあるホテルへ、一泊で連れて行ってくれたのです。

皆で目一杯泳いだ後、夕食となりそこで「うなぎのかば焼き」が出てきたわけです。

が・・・せっかくのご馳走として出されたウナギを、私も先輩もどうしても食べられないので、

「良かったら、私達の分も先生食べて下さい」と言ったところ、

「あなた達、こんなに美味しい物をどうして食べんの?」と、呆れ顔で、

「じゃ~遠慮なく頂くよ~」と、3人前をペロリと完食されたのでした。

その夜の食事のことは、今でも先輩と会うと何かの折にふれ思い出しては、

「凄かったよね!3人前だもんね~~」と語り草となっております。

そうそう、土用の丑の日、うなぎじゃなくても「う」が付く食べ物を食べても良いんですってね。

「う」の付く食べ物、いろいろ考えけど思いつかない・・・うどん、ウニ、???

調べてみると、うどんは正解でした。あと、梅干し、瓜(キューリ、スイカ、冬瓜、苦瓜)でした。

牛(肉)、馬(肉)なんかも入っていましたよ~。

その他、「う」の付く食べ物ではないけれど、土用シジミ、土用卵、土用餅(あんころ餅)も

暑さで弱った身体に効果がある食べ物として、この時季に食べると良いんだそうです。


さてさて、前置きが長くなりましたが、

先日、台所の窓から何気に畑の方に目をやった時、少し黒っぽい感じのするチョウがいるのが見えた。

大きさ的にはツマグロヒョウモンくらいに見えるけど、あの鮮やかなオレンジ色ではないし・・・

なんだろう~。。。?と、急いでカメラを持って行ってみることに。

気持ちは急いでいても、近づくのは慎重にそ~~っとそ~~っと。



台所から見た通り、渋い色・・・でもヒョウモンチョウには違い無さそうだった。

でもこんな暗い色でおまけに翅の一部分に明らかに青い色が見られる。 何なんだ!?

後で調べてみたら「ミドリヒョウモン」だと分かった。

がそれも、どうやら雌の暗色型のようだった。(時々、暗色型の発生見られるそうだ)



チョウやトンボなどを撮るようになって、もう~何年にもなるけど、

こんな色のチョウには一度も出会ったことが無かったので、驚きと嬉しさの両方。

ただ、ミドリヒョウモンは珍しいチョウでは無くて、個体数は多い方で、

雑木林や渓流などの環境下で見かける機会が多いんだとか・・・



裏翅の黄緑色から「ミドリヒョウモン」の名前がついたそうだ。

そして、白い帯の模様も特徴だとか。





この裏翅の模様から、近似種のクモガタヒョウモン、ウラギンスジヒョウモン、

メスグロヒョウモンなどと区別が出来るとのこと。









珍しくないチョウとは言っても、今まで1度も出会う機会が無かったミドリヒョウモン、

その後も全く見かけていないし、「いつか、どこかで」の偶然の出会いを与えてくれる神様が居るのかも?

そんな偶然の神様に感謝だな。





コメント (2)
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