いつか、どこかで

花、昆虫、そして鳥など身近で見られるものを撮っています

ワレモコウの水滴

2015-07-28 23:04:02 | ワレモコウの水滴

昨日は、日本海に抜けて去って行った台風12号の影響で、

お昼前から小雨が降った後は、思いがけず涼しい一日となった。

今日も曇りの天気予報だったので、こんな日じゃないと~と草刈り機でブンブンをした。

あんまり暑い日の外仕事は、熱中症が怖いですからね~。

それでも、かなりには汗ビショビショ。この先は35℃前後の日が続くし・・・

外仕事は午前中しか出来そうもないな~。。。。。やりたいこと次々あるのに。





これは去年の秋に撮ったワレモコウ。皆さんご存じだと思いますが、

ワレモコウの葉っぱの周囲から、水分を排出することもご存じでしょうか。

もう何年も前のことになるのですが、植物生態写真家の埴沙萌(はに、しゃぼう)さんの撮られた、

植物写真やライフスタイルを特集したドキュメンタリー番組を見たことがあって、

その時に初めて、ワレモコウの葉っぱの先にまん丸の水滴が出て来ることを知ったのです。

でも、実際にそれを見かけるチャンスは無く過ぎて・・・忘れかけていたのですが、

7月4日トンボ撮りをしていて、偶然、水滴をまとっている状態に出会ったのです。



ギザギザノコギリ葉の先っちょに1つずつ、まん丸な水滴がお行儀よく並んでいるでしょう~。

これ、雨降りあとの滴とか朝露とかじゃないんです。



どうしてこうした事象が起きるのか?は、テレビの番組内で説明されてたんだけど、

なんせ、物覚えが悪くて今となっては殆ど覚えてないのですよ~。



ネットで検索しても、その答えにはたどり着けなくて。。。。。

分かっているのは、「根から吸い上げた水分の余りを、葉先から排出する」ってことだけ。

どの時間にこの事象が起きるのか? この状態がどの位の時間持続するのか?等など、

知らないことだらけなのですが・・・



この写真を撮ったのは午前11時48分~午後12時04分の16分間で、

葉先からの水分は、一体何時頃から排出され始めたのだろうか?



写真を撮っている僅かな時間の間に、さっきまでまん丸の水滴だったものが、

ふと見れば、もう形が崩れてただの水の塊になっていくものが次々とあった。



ドキュメンタリでは、埴さんが工夫されたカメラを事前にセットして置いて、

ワレモコウの葉先に水滴が出来始めるところから、動画で撮られて居て、甚く感銘を受けたものでした。

で、私もその水滴を見る機会があるかも・・・と、時々気にかけて見ては居たのですが、

全く見ることが出来ずにその内に、あまり注意して見ることも無くなっていたのです。



埴沙萌さんのキノコが胞子を放出する動画や写真などは、

それまで見たことも無いキノコの別世界を見せてくれるものでした。

その他にも自然の草花などの営みに愛情を持って、カメラを向けて居られる作品の数々と、そのお姿は、

優しさと情熱にあふれていて、それはもう~素晴らしいとしか言いようがない写真家さんなのです。



この写真が撮れたことで、身の周りの特別なものじゃないけど、

いつかどこかで偶然出会うものたちを、楽しんで撮って居たいと改めて思っています。













コメント (2)
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