いつか、どこかで

花、昆虫、そして鳥など身近で見られるものを撮っています

シロハラ その2

2015-03-20 23:48:10 | シロハラ



家の前の県道を、山を切り開いて新しく付け替える工事が、近くの池辺りまで進んで来ているので、

その途中経過を撮って置こうか~と、カメラをぶら下げてブラブラ歩いていたら、

誰も作り手の居なくなった田んぼで、シロハラがエサを探してチョンチョンしている所に遭遇。

何枚か撮ったけど、動いてばっかでブレブレ、この一枚のみピントが合っていた。



これは家の裏の田んぼ後で。

毎年必ず冬になると家の周囲で頻繁に見かける渡り鳥のシロハラ、

勿論、野鳥だから木の上にもいるのだけれど、見かける時は殆どが地面に降りてエサを探している所だったり、

チョンチョンと歩いてツツーツツツーって感じに進んでいる姿なのだ。

この時は土の中のエサ探しをしていたようで、クチバシに泥がついている。



↑の写真をアップにしてみると、泥がついているのがよく見える。

ミミズ探しは成功したのかい!? 頑張ってるんだね~。



地面を歩いてエサを探している時の動き方は、ツグミとそっくり同じ。

チョンチョンと移動しているかと思うと、急ぎ足でツツツーと素早く移動したりする。



シロハラが人んちの庭で、エサ探しするって言うのはそうそう見られない光景かもしれないが、

山が近いからか・・・家の周りを山の延長とでも思っているわけでもなかろうに。。。

とにかく、狭い庭は勿論、家の周りの苔の生えている場所、植木鉢の中までエサ探しをするシロハラ。

だもんで、妹が怒る!怒る!「キキィ~~又、やられた~!鉢の中に置いてあるバーグ、チップを放り出しとる」って!

バーグチップって、乾燥防止や水やりの時の土の跳ね返り防止などの目的で置いてあるのに、

それをポイポイ、ポ~イと、この長いクチバシでつまんでは外に放り出すんだから・・・・・

庭の落ち葉や苔はなんぼでもひっくり返したらエエ、けど、鉢のチップは投げるな~と言うわけ。

所が、いつも現場を押さえられた試しが無い。旨い具合に人目の無い時にセッセとやっているらしい。



ここは裏の田んぼ後の隅っこで、草刈りした草を捨てたり、植木の剪定した枝などを捨てている場所。

シロハラの食べたい小さな昆虫とかエサになるものが居るんだろうな。。。

ここでポイポイ行動をしている現場は毎度見かける。



収穫してきた野菜の古い葉っぱとかも此処へ捨てるので、野菜に付いてる小さな虫だってみつかるかも・・・

何にしても生きる為のエサ探し、エサの有りそうな場所をよく知っているのには感心する。

そんな冬だけ限定のシロハラさんたちも、もう少し暖かくなったら、

繁殖地である中国東北部、ロシア沿海地方へと北帰行して姿を見ることが出来なくなる。

「キョッ、キョッ、キョッ」と、鳴いて逃げていく声も今の内しか聞けない。


大きさはかなり違うのですが、シロハラとウグイスは羽の色とお腹辺りの色が似通っていると思われます。

なので、お時間のある方は、以前投稿したウグイスの記事1つと、もう1つのウグイスの記事をご覧になって下さい。




コメント (6)
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シロハラ

2015-03-15 05:35:50 | シロハラ

何か来てるかも・・・と、そっと障子を開けてみたら居た!居た!シロハラだ~。

でも、ガラス越しなんだよな~。。。。そんな事言っても、今、窓を開けたら確実に逃げられる、

このまま撮るっきゃないな~~ってことで。



そんなわけで、少々ボカシ(?)が入った写真となっていますが、

落ち葉を撥ね退けてエサ探しするのが、とても上手で得意なシロハラ。

ごついクチバシを道具に、見ていて感心するくらい実に上手く使いこなす。



そんなシーンが一枚も撮れてないので、お見せ出来ないのが残念なんですが・・・

シロハラと私の距離は僅か2m程か・・、それでも逃げて行かなかったのはどうしてかな?

窓越しだから、気配を感じなかったからかな?こっちを見てるっぽいのにね。。。



普段から身近でチョコチョコ歩いていたり、エサ探しをする姿を見かけるのは珍しくも無いのだけど、

大抵の場合、近づく間も無しに飛び立たれてしまうのが常。

野鳥だから、用心深くて敏感に気配を察知するのが普通っちゃ普通。







この後も、暫くはその辺を行ったり来たりしながら、落ち葉の下のエサ探しに余念がなかった。

残念ながら、障子を僅かしか開けてなかったので、ここまでしか撮れなかった~。



この時は、カメラからとても遠い所に留まって風に吹かれながら、

一休みでもしていたのか・・・しばし同じポーズのままで居た。





シロハラはスズメ目ツグミ科の鳥で、雄雌同色、体長25cmほど。

ヒヨドリより僅かに小さいとされている。

見た目にはツグミより羽の色が地味で目立たないけど、

歩いている姿とかクチバシとかに注目すると「ああ~ツグミ科の鳥だな」と納得出来る。







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