
「ヤンマを獲ったよ~!」と姪の声が・・・・・
「うん?えぇ~? ヤンマが網でとれたん~?」と驚いて側に駆け寄って見せて貰った。

それが、このトンボ、確かにヤンマ特有の黒に黄色の縞模様だ~間違いないねぇ~。
「すげぇ~すげぇ~よう獲れたな~」と私、「畑の棒の先に止まっとったから~」と姪。
ただ、ちょっとオニヤンマにしては小さいな~と思った。(ちなみにオニヤンマは全長9~11cmくらい)

「放してくれ~~!」とでも言っているのか?口を大きく開けているのが見える。
ちょっと観察して写真を撮ったら放して上げるから少しだけ辛抱してね~と。

それにしても、気になるのが胴体の下の方にある出っ張っている部分、
「普通のヤンマにはこんなの無いよなぁ~。。。見たこと無いなぁ~。。」と皆口々に・・・
捕まえている間中、2つの出っ張りをパタパタ動かし続けていた。

正面からの顔を一枚、中々強そうな面構えしてますな~。

私が写真を撮っていると、おチビちゃんが「私も私も~」と・・・
最近のゲーム機って写真まで撮れちゃうんですね~、おババはびっくりですよ~。

母が獲ってくれた大きなトンボに好奇心1杯の様子。
滅多に触れない珍しいトンボを真近に見て触ることも出来て、そりゃ~ワクワクするよね。

真剣に画面を見つめる目、「おぉ~!」と感嘆の声、夏の小さな体験覚えておいてくれるかな?
そして、お気に入りの写真が何枚も撮れたかな?

「やれやれ、やっと写真撮影も終ったような、そろそろ放して頂けるかな?」と言ってたか、どうだか。
この時点では何ヤンマか分らないまま・・・翅を痛めない内に逃がして上げることにした。
暫く手で翅を掴まれていたので、すぐには飛べなかったけれど、
葉っぱの上に置いて暫くすると、アッという間に空に向かって飛んで行ってしまった。
家に入った後、妹2が「あれはウチワトンボじゃねぇ~?」と言うので、携帯で検索した結果、「ウチワヤンマ」だと判明。
あのパタパタ動かしていた黄色を黒で縁取られてた部分が団扇か~、なるほどね~見たまんまの名前だった。

後になって、正確な大きさを測るのを忘れていた事に気がついて、惜しいことしたなぁ~と思っていたが、
20日に畑で収穫をしている時、妹1が「あそこの支柱にウチワヤンマが止まっとるよ~」と見つけてくれ、
私、得意の手で翅を捕まえると言う業を使って捕獲に成功~。やったね!(計測後は即放して上げた)
で、すぐさま家に帰って大きさを測ってみた。全長85mmウチワヤンマに間違いないだろう。
検索結果でもウチワヤンマの全長は70~87mmとあり、脚に黄斑があると。
又、団扇に見立てられる部分も黄色が黒に縁取られているとあったので・・・
尚、このトンボはヤンマと名前が付いているものの、ヤンマ科のトンボではなくてサナエトンボ科だとも。
そして、絶滅危惧Ⅱ類、準絶滅危惧などの指定を受けている都道府県もあった。
つまり環境の変化や悪化などによっては、減ってしまったり居なくなるかもしれない心配があるらしい。
岡山県はそこに名前は載っていなかったけれど。