京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 今を抱きしめて・・・

2010年02月19日 | HALL家滞在記
                    = G'Day Mate! from Brisbane =

                         

秋晴れのようなさわやかな朝の庭に、三羽の小鳥がかたみに舞い降りてくる。
ソファに体を沈めなんとものんびりとした平穏な時間。蝉しぐれももうあとつかの間の命を思わせる。

ただやはりその静けさも長くは続かず、塗り絵をしたりして一人遊んでいた4歳児が本を抱えてやってきた。英語だ!
な~~んの、幼児の本ぐらい!    


わざと余裕を見せるのも効果的…とあらば卑屈になるまい。たかが4歳のお相手だもの任せておくれ…と、少しの英文を読んで和訳でお話し、パズルをはめて、歌を聞く。飽き足らないのか、新たな本を持ってきて自らリーディング。ページごとに暗誦しているのだろう。もはやうわっすべりなほめ言葉などは無用、自信たっぷりな笑顔。参りました~。

半年前…
むかしむかしおばあさんが川で洗濯していました。ももたろうがうまれましたあ~。鬼をやっつけに行きました。犬と・・・ 「なんだっけ!?」
こんな調子だったのにさ。

一般道を80キロ。追い越されてもよし、悠々人生お先にどうぞで速度制限を守って、昔なじみのスーパーマーケットへ午後から娘と「行こか!」。

    本売り場   公園で

父親がいれば「Jessica, be quiet! 」の言葉が飛ぶだろうが、私らはあごを出す。「もう!しずかにして!」と言えば、Jessie「ガムテープ貼るよ」と先を越す。疲れ知らず゛のフル活動。ああ、ホントに!うるさい。片時も黙っていることがない。後部座席から「 Stop! Look at! Listen! 」を繰り返す。キンディの先生の言葉だそうな。

3-4時間の外出ながら丸一日歩き回ったような疲れを感じて夕食のテーブルに着いた。
「Jessieにみんなエネルギーを吸い取られるような気がするわ」と娘。
活発で、豪傑笑いもJessieの一面なら、大泣き、すねたふくれっ面も、思い出を口にし「楽しいなあ」と言うかわいさも…、喜怒哀楽すべてJessieの百様の一つ。
   
明日は従兄弟のIsahiaアザヤの家でお泊り。リュックに荷を詰め本と一緒に玄関ドアの脇に揃えてベッドに入ったJessie。
            
              おやすみ~。

今しかない姿に静かに心のシャッターを押す。

コメント (8)
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