京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

母娘の旅

2024年08月18日 | HALL家の話
「今から女二人でシドニーにいきます」
早朝、娘からLINEでメッセージが入って、突然だったが(もしかしたら…)とは思った。

案の定、「誕生日のプレゼントにチケットを取るから、週末を利用してシドニーに行こう」
誘ったのは孫娘だった。
ジェットスターのタイムセールを利用したチケットだというが、ホテルの宿泊費、食事代、もろもろ物価高で世界で2番目に住みにくい場所と言われるシドニー。日本人の感覚からすると、と値段にいちいち反応する娘。
「コーヒー2つ、ベーグルとで26ドル」「オイスター10個で30ドル、…」

 


昨日の上々の天気は一転、今日はロックスのマーケットを覗き歩くにも小雨でダウンを着用したという。

 

「よく歩いたわ。都会は歩くね、歩く!」
束の間の母娘の旅は明日の朝の便で終わる。1時間でブリスベン到着。また日常に~。


孫娘が生まれるので渡豪した2005年。
出産後病院から帰宅してまもなく、「せっかくだからシドニーに行って来たら」とチケットやホテルの手配も済ませて送りだされたことがあった。
(一人で?)と先ず思ったけれど、まさか娘と行けるはずもなく、しかしせっかくの好意を無にもできず…。
前日にはシドニーの地図を自分なりに描いて、そこそこ頭に入れて…、どこへ行こうかと急遽計画を立てたのだった。

「よく歩いた!」ということばを私自身も実感として味わっていたから「わかる、わかる」。
確か、あの当時はなかったトラム。夜、少しだけ思い出を交わし、引っ込んだ。


母と娘が共に暮らす時間は多くの場合とても短い。大切に過ごしてほしい。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 盆の夜空を飾る | トップ | お地蔵さんを洗い清め »

コメントを投稿

HALL家の話」カテゴリの最新記事