京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

お地蔵さんを洗い清め

2024年08月21日 | 日々の暮らしの中で
地蔵盆をまえに町内の祠におさめられたお地蔵さまを洗い清めた子どもたち。
お座布団に前掛けと、新しいものが用意される。

当日は朝から大人が出て会所の庭先にテントを張り、座敷にはお地蔵さんの飾り付けをすませる。
23.24日と主役である子供たちを見守り、食事の世話などもろもろの助っ人役を務める大人の方が、子どもの数を上回っているんじゃない?という昨今だが、そのぶん安全に目も届き、思いっきりくつろいで遊びにも興じられるというもの。

お供え物を何にしましょう。
飲み物、駄菓子、カップラーメンなどのインスタントもの、果物…、各家から供えられたものは子どもたちで等分に分けて、彼らの口に入る。

「じぞ(地蔵)さんに賽銭あげとくれ~」
賽銭箱を持った年長者のあとについて町内を練り歩く子どもたちの声が通りに響く。
夜には町内が寄って数珠回しをしながら、子供たちの無病息災を祈り大数珠を拝す。
夏休み最後となるオタノシミ、どうぞ無事に済みますように。


様々な年齢が一つ箇所に集まって過ごす2日間。小さな社会体験を重ねて親睦していく姿はよいものです。


連日の猛暑は未だ衰え知らずとはいえ、季節の微妙な移りを覚えることがある。


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