京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 隠れ蓑

2014年09月07日 | 日々の暮らしの中で

「カクレミノの葉は変化が大きく、若木は卵円形で3-5分裂するが成長するにつれ切れ込みが浅くなり、長楕円形や全縁の葉と三裂した葉が混ざるようになる」木の根元付近に写真入りで説明があった。

「隠れ蓑」、…何か記憶の中にあるのに、それが何だったのかをなかなか思いだせずにいた。それは、長らく忘れていた彦一話の「天狗の隠れ蓑」だった。
【彦一の家の近くの山に住んでいる天狗は、着ると姿を消すことのできる隠れ蓑を持っていた。彦一は天狗の隠れ蓑が欲しくてたまらなかった。そこで彼は知恵を働かせ、天狗からだまし取る。天狗が気付いたときにはすでに彦一の姿は見えなくなっていた。調子に乗って彦一は色々と悪戯を思いつくのだが、とうとう失敗をしでかす】(ウィキぺディア参照)

蓑や笠には、それを身につける者の人格を変える霊的な力が宿っていると信仰する習俗があったとか。
一生に一度だけ、この蓑を借りることができるとしたら…。姿を消して別人格を体験してみても「その間は記憶にございません」だとしたら、ちっともおもろない、か。

今日はJessieのために「赤毛のアン」の翻訳本を買った。低年齢向き(10歳までに…、と書かれてある)の一冊なので、この本を入り口にしてという程度の思いで誕生日のプレゼントに添えてみたかった。想像の翼を広げる楽しさの方が健康的ですわね。



コメント (2)
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