京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

やっぱり笑えたほうが

2024年10月25日 | 日々の暮らしの中で
なんでもない平坦な道を歩いているのにつま先が突っかかるなんてことがときどき起きる。これは結構周囲から経験談が耳に入ってくる。
ひとりでいて、しかも人目があるとちょっと恥ずかしく、えっ!? あれ? なんてふうに足元の体裁を繕ってみせてしまう。
散歩道、転ばないだけよかったとしなくっちゃ。

京の六大学落語選手権なるものがあるらしい。
 

3日ほど前、車の中でNHK-FMの「ひるのいこい」を聞いていたときの1句。
〈ころんだら 靴にごめんと あやまられ〉
  思わずクスッと笑った。
〈靴にごめんと謝られ〉、か。
  いいなあ、と思ってはハハハと笑えてきちゃって、何度でも口にする。
〈靴にごめんと謝られ〉
  もう気に入っちゃって、一度で頭に入った。
放送では2回読み上げてくれるんじゃなかったかな。確か仙台市にお住まいの方だった。
〈ころんだら 靴にごめんと あやまられ〉

地元紙には「川風(せんぷう)」という読者による投稿句が掲載される枠があって、一昨日には宿題「正しい」で選出された10句が掲載された。
うち初めの3句が秀句として★印が頭に並ぶ。

〈孫2着ビデオ判定してほしい〉
この★の2句目にクスリ!
わかるわかるこの気持ち、とやっぱり笑いが生じる。

ちなみに★のトップには〈正論を探す遠近メガネ2個〉
「正しい」をテーマに、この目の付け所。確かにね…。
でもやっぱり2句目がすっと頭に入って気に入っちゃったわ。
どうでもよさそうな? でもちょっとこだわる(ってみせる)おじいちゃん。

話は変わって23日、JAXAの宇宙飛行士に29歳の米田あゆさんが認定された。
東京生まれの京都育ち。日本赤十字社医療センターに所属していた外科医だそうな。今後訓練を積んで、もしかすれば日本人で初めて月面に降り立つこともあるかもしれない…という夢を描ける。


日本人で初めてスペースシャトルで宇宙に搭乗したのが毛利衛さん。
ずいぶんと歓喜に沸いて…。
後日こんな著書を買って読んだこともあったが、長きにわたって仕舞い込んだままに。

このニュースを耳にした同日、手持ちの本を少し処分したのだった。
 「この本を読んで楽しんで、それで100円儲けたらいいじゃない」
こう出久根達郎さんが言われたときとは、今や社会の事情も大きく違うが、5円だった。

これには笑えない。
けれど、「ブ」で買い取ってもらうとき、「本の値打ち」なんてのは関係ないのだそうだ。
うーん、わかっているけど、ちょっと残念。
笑えるほうがいいに決まってる。ふん、とひとクスでも・・・。
コメント (6)
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