京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 日盛りに

2012年08月09日 | 日々の暮らしの中で

「大きなナマズがいる!」興奮気味に上がってきたのは3.4歳くらいの子どもと水遊びをしていた父親だった。賀茂川で潜ったり泳いでいる男性が数人、こんなところで?と初めて見る光景だった。岸で見ていて、子どもを抱っこして立つ男性の腰にも達していない深さだと言うのに。

外出の帰り道、運動を兼ねて歩こうと早めに地下鉄を降り川べりに出た。木陰を求めれば、昼寝をしたくなるほどに風は心地よい。ベンチに腰掛けたままぼんやりと時間を過ごしていたのだから、実際はほとんど運動にもならなかった。

橋の上から下を覗くと、悠々と泳ぐ大きな魚の黒い影が水底にくっきりと映っていた。鯉か、それとも鮒なのか、小魚も影を作るほどの陽の強さだった。Jwssieがいたら!?「暑いからやめとこ」と外出を制しているのかもしれないが、いたら…、と仮定形で思えば連れて行ってやりたい所、見せてやりたい風景の候補地はストックしてあるのだった。

           
             道路脇で見たのは卵? 正露丸ほどの大きさで

この飛び石が好きで、両岸を往復しては踏み外しながらも遊んでいた。3歳でこの土手を駈け上がったものだった。夏休みを日本で過ごせたらと思うが、季節も学校事情も異なる両国、それは望めそうにない。理科のコンぺティション締め切り直前、日本で言うところの自由研究に似たものか、まとめをしていると言う。何でもしたがり屋の一年生、いつもならとっくに爆睡中の夜8時、受話器を通して声が聞こえてきた。「Jessieね…、Jessieね、学校でね…」と何やらしきりに報告してくれる。ようわからんかったが、「ふ~ん、Jessieすごいんやねえ~」と応じておいた。聞き直すのも悪いと思ってで、すまんこと。
それなりに充実しているのだろう。こんな調子だから学校を休んでまでは到底無理な話と言うものだった。いたら…、賑やかに張り合いもあることだろうが。

                                  日曜日、神社の境内を流れる川で



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4 コメント

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加茂川の夏 (yattaro-)
2012-08-10 07:20:36
堰から流れ落ちる水音が聞こえそうな、飛び石のある加茂川の風景。
京都の夏の一こまですね。
保津川下りなど日本の夏を楽しまれたHALL家の皆さん。
当時Jessieちゃんは3歳でしたね。
今1年生の夏を地球の裏側から、出来るだけ多くの情報をグランマに伝えようと・・・。
可愛らしいですね。
一人で行き来できるようになったら、長期休みには飛んで来てくれるのでしょうね。
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一人で…、yattaro-さん (kei)
2012-08-10 18:30:59
街道筋の張りだした桜の枝がが大きな木陰を作り思いのほか涼しくって、水遊びする人を眺めていました。
雨が降らないので水深は浅く子供向けの場所でした。
大雨の被害で落石などもありましたが、ようやくのことトロッコ列車も運行が再開されたようです。

うまく聞き取れなくて、適当に関心しながら褒めておきました。
クロスカントリーも相変わらず速いようです(笑)
暇なのかしょっちゅう家の周りを走ってる、と親が言います。
いやー、ストレスでもたまってるんじゃない?と注意を喚起しておいた次第です(笑)

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keiさんお淋しそう (matsu)
2012-08-10 23:34:32
折角の夏、水辺での子供の声を聴くと、やはり思いはjessieちゃん、傍にいてくれたらどんなに嬉しいでしょうね。
候補地のストックもたくさんあるのにね。

一生懸命になってがんばっている様子を話してくれるjessieちゃん、お声だけでも嬉しいですね。
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なんせパワフルな子ですので、matsuさん (kei)
2012-08-11 09:47:54
夏休み、思い思いに遊ぶ子どもたちの姿が見かけられます。
いたら、一緒になって遊び回れますのに、ザンネンです。活気に欠けますね(笑)
まあ、いたらそれなりに相手もタイヘンでしょけれど。
電話で喋りたがってくれますので有り難いこと、元気に毎日楽しんでくれているのが一番です。
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