京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 昼寝

2015年06月02日 | 日々の暮らしの中で

連日の日差しの強さに、午後からではウォーキングに出る意欲を失い、機会も減りがちになる。そこで、月も変わって6月になったのを機に、朝7時ごろからの1時間を歩きに出ることにしてみた。早朝も夕刻陽が落ちてからも無理、となると一番良さそうな時間帯にはなるのだが、果たして続くかどうか…。これからは日付の変わらないうちに寝ることにしよう、などとも歩きながら考えた。これまで何度も考えたことを、昨日も考えた。

           

朝は張り切って出るものの、このパターンに身体が慣れないのは当然だが、どうも身体が重く、疲れた感じで頭はすっきりしないまま一日が終わってしまう。思考力は低下、ぼんやりした頭で読書の午後となった。朝から歩いて昼寝では、ちいっと時間がもったい。昼寝などしてられようか? 朝のウォーキングを止めたほうがよいのかしら。することもしないで気も引ける、誰に?ってことだが…。にしても、眠気を催してくる時はなんとも快く、そのままひと寝入りはまことにもって極楽、心地よい時間。

ところで、「昼寝」を「午睡」と言いかえると、こちらは「優雅で品のいい言葉」になるという。ただ、ステテコをはいてウチワでばたばたのスタイルでは「午睡」とは言い難い。「午睡」というにはそれにふさわしいしつらえが必要だと谷川俊太郎さんが言われていた。海上でなら豪華客船のデッキの上での話だと。年齢や人生経験も無視できない要素で、二十歳そこそこの青二才に許すわけにはいかないとおっしゃる。せめて白髪の2本や3本はあってほしいのだそうな。
五十余年に及ぶ勤勉を続けて至った谷川さんの境地、楽しい昼寝考など読みながらうっかり! うとうとっと、ほんの少し…。

                                     (グルコサミンの新聞折り込み広告より拝借)







コメント (8)
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