Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

キプロスの旅 8 アヤ・ナパ~ラルナカ

2010-09-28 19:18:20 | ヨーロッパ
8月14日

ニコシアのホテルを出て南キプロス最東端のアヤ・ナパへ。

ここはロンプラでは通俗的なリゾート地としてぼろくそに書かれているが、なるほど町に入ると安っぽいレストランやら雑貨屋やらが立ち並んで、リゾートというより「海水浴場」。九十九里とか江ノ島を思い出す。
  
レストランの中にはロシア料理屋も多いようで、最近のお客さんの中心は北欧とロシアの若い子たちらしい。

この町がリゾートになったのは1974年に北のファマグスタのリゾートがトルコに占領されて以来のこと。それ以前は修道院が一つあるだけの静かな漁村だった、ということでその修道院へ。
  
小さな中庭の周りを建物が囲み、これまた小さな教会があるだけ。
門の前にある樹齢600年とやらの大きな木が一番印象的。

町には他に見るものもないので、後は海岸の「名所」巡り。

  
ここの海岸線には砂浜よりは岩場が多いようで、ちょっとした洞窟になった所がたくさんある。ボートに満載のお客さんたちは次々に海に入ってシュノーケリング。

  
ここも階段を下りたところにあるちょっとした洞窟。まるでプールのような静かな水溜りの海水はきれいで、足をつけると冷たくて気持ちいい。

 
他にもこんな石のアーチがあったり、アヤ・ナパ港の近くは遠浅の岩場。

島の西側のアフロディーテ海岸やパフォスよりこちらの方が海水はきれいで、せっかく時間があるならここで半日海水浴というオプションがあってもいいと思うのだが、このツアーではそんな融通はきかない。

足を海につけただけでラルナカの町へ帰還。
この町での観光は聖ラザロ教会。
  
キリストの奇跡によって死から蘇ったラザロが2度目に亡くなった後、ここに葬られたとされる。

 地下にはラザロのものとされる石棺があるが、中の遺骨は890年にはコンスタンチノープルに移され、その後はマルセイユに持っていかれたのだそうだ。

  
由緒ある教会らしく、石造りの内部には威厳があり、イコノスタシスも立派。

ここからちょっと歩けばすぐにラルナカのビーチに出る。
  
ここも大勢の海水浴客を眺めるだけで、これでキプロスの観光は終了。

 早々ときれいな空港でチェックインを済ませ、あとは免税店をひやかして時間をつぶす。

ここでチョコレートなど物色していたら見知らぬイギリス人のお姉ちゃんに声をかけられた。「これからヨーロッパ以外の国に帰るの?もしそうなら代わりにタバコ買ってもらえない?イギリスで買うと死ぬほど高いの。」EU圏以外の人間しかここでは免税にならないらしい。喫煙者は大変ね。

 こんなところのフードコートにさえ Sushi があることを確認して機内へ。

ドバイを経由して8月15日に無事帰国。

キプロスも暑かったが、帰ってきた日本はさらに蒸し暑かった。


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コメント (2)
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