Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

キプロスの旅 7 北ニコシア

2010-09-25 16:21:41 | ヨーロッパ
8月13日 続き

キレニアで昼食後、ニコシアの旧市街に今度は北側から入る。

  
大通りに大きな違いはないが、脇道に入ると南よりちょっと薄汚れて景気が悪い感じはする。

 
昔のキャラバンサライなども残り、一部カフェや店舗になっているところもあるが修復具合はいまいち。

やがて到着したのは展望台から見えていた大きな教会。
   
元々は13世紀に建てられたゴシック式の聖ソフィア教会がファマグスタのムスタファ・パシャ・モスク同様ミナレットを加えられ、今はセリミエ・ジャミィと呼ばれている。
 
内部の壁が真っ白に塗られ、絨毯を敷き詰められているのも一緒。

このモスクからすぐのところには1939年の年号のついたベレディエ市場がある。
 
  
ロンプラの解説には活気のある市場とあるが、商品の積みあがった生鮮食品のあたりにも、土産物屋の並ぶ一角にも客はまったくおらず、閑散としている。
うだるように暑い午後の時間帯だったからか、ラマダン中だったからか、いつもこうなのか。
  
アタチュルクだらけの土産物屋やロクムが山盛りのお菓子屋はまさにトルコ。

ここからしばらく歩いて前日見たレドラ通りの検問所の北側入り口に到着。
 まずは北トルコ側でパスポートを見せ、
 こんな塀で囲われた通りを30メートルも歩き
 キプロス共和国側でまたパスポートを見せれば難なく南に戻れる。

通常はスタンプも押さないようだが、添乗員が別紙にわざわざ出入国のスタンプをもらってくれた。

パスポートに押されてもイスラエルのような不都合はなさそうだが、グリーンラインの南側の壁には「1974年にはこんなことが起こった」という展示の数々。

簡単に行き来できるようになっても感情の壁はまだまだ高そうだ。


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コメント (4)
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