Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

台湾で食い倒れ 3 騰龍温泉

2011-07-16 00:50:59 | 東アジア
7月9日 続き

内湾を車で出発したあとは新竹からさらに南へ下り、苗栗で高速を下りてまた山の方へ入っていく。

途中、今度はイチゴ狩りの看板を多く見かけたが、もちろん今は季節はずれなので、イチゴ畑にはとうもろこしが植わっている。

やがて台湾の原住民、タイヤル族の人形など見え出したらそこは泰安温泉。
おしゃれなリゾートホテルなどもできている温泉街だが、我々はさらにその奥の騰龍温泉まで行く。

 
山間の川を橋で渡ればそこが目指す騰龍温泉山荘。

  
このロビー棟には食堂があるようで、外では若いお姉ちゃんがへたなカラオケを歌っており、まわりにはログハウス風の宿泊棟がいくつも並ぶ。

その横をすり抜けていくと上が宴会場、下が温泉の建物がある。
  
  
階段の下の受付で200元を払えばバスタオルとシャワーキャップを渡され、脱衣場にはコインロッカーがある。

浴室には20人ぐらいは入れそうな大きな浴槽が2つあり、一つはぬるめで40度ぐらい、もう一つは熱めで43度ぐらいだろうか。さらにもう一つ小さな冷水の浴槽がある。

この浴室に入るとわずかに硫黄の香りがするがそれほど強くはない。お湯も無色透明でにごりや湯花は見えないが、壁際のシャワーを使うとプーンと強い硫黄臭。お湯に漬かっているとお肌がすべすべになるし、ここは温泉らしい良いお湯だ~。

浴槽の前には板壁があり、上が開いているので外の空気は入るが、周りの山がほんのちょっとしか見えないのがもったいない。せめてもう少し壁が低ければ、と思うが、背伸びをすれば渡ってきた橋が見えるし、対岸には別のホテルの建物がある。これで眺望が良ければ言うことないのに。

などとおしゃべりしながらライチー狩りの汗を流してたっぷり1時間は楽しんだが、先客のジモティーおばちゃんたちはまだ上がる様子もなし。
台湾の温泉は本当にのんびりしている。

すっかりリラックスしてうとうとしながら車に揺られること2時間で台北に帰着。
ガイドさん、運転手さん、お世話になりました。

で持ち帰ったライチーを冷蔵庫に収めて、お腹一杯だったはずだけど温泉でまたお腹が空いちゃったよ、と今夜は海鮮を食べに行く。

向かった先は行天宮近くの「儂來餐廳」。
庶民的だがおいしい、と「歩く台北」に紹介されていたので行ってみると
  
なるほど庶民的な感じの店だがお客さんは一杯(上の写真は閉店してシャッターが下りた後)。向かいの席へどうぞ、と道を渡ったところの裏口のような小さい入り口を示されたが、こちらの方が本店なのか、内装は庶民的よりはちょっといい。

日本語もある品数豊富なメニューから人気がありそうなものを選んでみると
 冷製のチキンはかなりしっかりした味付けでお酒が進みそう。
 強烈ににんにくの効いた青菜炒め。
 ハマグリとバジル炒めも辛目の味付けだが、バジルが意外にも貝にあう。
 カラスミがこれでもか、と乗った炒飯。これはうまい!
 メニューには「わかめとしらす」とあったが実は青海苔だったスープ。これは優しい味で、でもスープのだしはしっかりとってあって大好評。
 魚の蒸し物はまあ、予想通りの味。
 そして「えっ、これで小なの?」と思わず確認してしまったカニおこわ。めんどくさいカニの身をほじらなくても味が十分に出ているし、卵やらハムやら蓮の葉やらの具もおいし~。

バクバク食べて一息ついたところで周りを見回すと、壁には馬総統が来店した時の写真などあるし、なにやら賞をとったらしい賞状やらトロフィーやらも飾られている。
なるほどおいしいわけだわ、と納得しつつお会計を頼むと、5人でこれだけ食べて、紹興酒を1本つけて、お代はなんと3000元(約9000円)にも満たない。
これは安い!

宮崎に留学していたというかわいいおねえさんはとても気が付いてサービスがいいし、この店は絶対にまた来よう。


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コメント (2)
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