Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

台湾で食い倒れ 2 ライチー狩り

2011-07-15 00:27:18 | 東アジア
7月9日

さて、今回の旅行をそもそも思い立った理由はライチー狩り。

台北ナビが毎年1回ツアーを出しているのでそれに参加しようかと思ったのだが、5人集まったので自分達だけのツアーを組んでもらった。
GNHさん、毎度お世話になります。

朝8時、ホテルに迎えに来たさばさばしたガイドさんと車に乗り込み、高速道路を南へ1時間半で新竹へ。

インターチェンジを降りるともうライチー狩りののぼりが見えるが、車は工科大学などの標識が出ている山道へ入っていく。

 そして到着した観光果園。
このエリアにはこのようにライチー狩りが出来る農園が8箇所あるらしい。

中に入るとすぐにライチーの果樹園。
  
ライチーの木は横に枝が張るのであまり背が高くならないみたい。
  
採る側にはこれがもちろん都合が言い訳で、目の前にぶら下がったきれいな赤い実を早速採って皮を剥いて口に入れれば、おお、なんと言う香り、甘味。特に香りは店で買ったものとはまったくちがう。

種が大きい種類なので聞いてみるとこれは黒葉ライチーと言う品種。
種が小さい糯米ライチーはもう収穫が終わってしまい、もうしばらくするとまた別の品種のライチーが取れるようになるとか。
それでもこのライチー狩りができるのは7月の1ヶ月間だけ。
旬の季節だからこそ楽しめるのだが、しかし暑い!

  
そんな中、農家の人たちは脚立に登って太陽光に良く当たった実を採り、木陰で箱詰め作業と大忙し。
 子守はおじいちゃんの役目らしいが、どちらも楽しそう。

そんな姿を写真に撮りながら、おいしそうな実をもいでは口に入れ、もらったビニール袋に入れ、とこちらも忙しい。
食べた種を数えてみたら35個あったが
 こんなにいっぺんに食べたなんて、我ながらびっくり。

この観光農園の入園料はたったの50元(約150円)で時間制限なし食べ放題。
持ち帰るものは量り売りだが、600グラムで25元。
 この2袋で2.4キロ、300円!

ガイドさんも運転手さんも袋一杯摘んで持ち帰っていたのは隣近所に配るのだろうか。
「こんな所に来たのは何十年ぶり!」と一番喜んでいたのはガイドさんだったかも。

おいしいライチーでお腹いっぱいになったし、汗だくにもなったのでもう引き上げよう、と時計を見ると1時間しか経っていない。
わざわざ日本からこのために来た割には短いが、しかし採れたてライチーには大満足。

ここからは車で東に向かい、30分ほどで到着したのは内湾という山の中の小さな町。
ここには鉄道の支線が通り、昔ながらの駅と町並みが残っていると言うことで最近人気の観光地らしいが
 土曜とあって駅前では記念写真を撮る人多数。
  
そして台湾の観光地と言えば食べ物屋台が欠かせない。
  
アイスキャンディ屋があったり、漬物屋があったり。
 ここは巨大ウサギやら双頭の羊やら6本脚のカエルやらを見せる見世物小屋。
街中が縁日みたいで面白い。

この街のシンボルになっているのは昔の映画館。
  
1948年に建てられたそうだが、建物は日本風、売店にかけられたホーローの看板がまた懐かしい。

この中が今はレストランになっているのだが
  
昔のポスターやら道具やら飾られて、なんとなく横浜のラーメン博物館みたい。

ここで食べられるのはこのエリアに多く住むという客家の料理。
 まずは小さな紙のお椀に入ったご飯が配られて
 エビが客家風かどうかはよくわからないが、竹の子と漬物の煮物、キャベツの煮物は家庭料理そのものといった味。
  
コロッケの中身はシーフードのつみれ、スープは塩漬けの豚の脂身と漬物でいかにも保存食が多いと言う客家らしい。
  
この豚肉の炒め物にはえのきだけのような細い白い物が入っているのだが、これが花で食べると花らしい香りが広がる。アイスキャンディにもなっているこのあたりの特産品らしい。
 豆干のピリ辛炒めにはスルメが入っているのが面白く
 デザートの餅はきな粉ならぬピーナッツ粉をまぶしていただく。

この食事で十分お腹は満たされたのだが、老街で見たあれを食べずには移動できない、とガイドさんを引きとめ寄り道。

  
これまた今が旬の愛文マンゴーのかき氷。
左のアイスが乗ったものは普通の氷に練乳掛け、右は氷自体がミルクでできていてさらに練乳がかかっている。
どちらもおいしいけれど、普通の氷の方がさっぱりとマンゴーの甘さを引き立てるかも。
それにしてもマンゴー、うまい! 

「昔はマンゴーももっと安くて、今の時期は箱買いして毎日食べたものだった」なんてガイドさんの話を聞きながら、さあ、そろそろ次に移動しよう。


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コメント (3)
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