2月6日
朝3時に起床。
4時にお願いしておいたレミースがちゃんと来てくれたので、土砂降りの中、ホテルから15分のホルヘ・ニューベリー空港へ。
日本から予約してもらったウシュアイア行きの飛行機は5時半の出発。1時間15分あるので大丈夫だろう、と思ったら甘かった。
予約を変更したので発券しなおしてもらおうと窓口へ行くと、係りの人は二人いるが結構な人数が並んでいる。しかも一人一人に時間がかかっていっこうに前に進まないのだ。
国内線のチェックインは出発45分前と書いてあるが、このままでは間に合いそうにない。
ダメ元、とチェックインカウンターに行ってみれば案の定、チケットを買いなおさないとダメ、とにべもなく断られる。
発券カウンターに戻ればまた一人列が長くなっている。こんな時に一人は不便、とまた泣きそうになる。
やがて係りの職員がもう一人出勤してきて、ようやく順番が巡ってきたのは出発45分前。
さすがに係りのお姉さんもあせって、チェックインカウンターに何やら言いに走ってくれた。このお姉さんが親切でよかった~。
新しいチケットをもらって荷物をチェックインしたら、「もう搭乗が始まっているからゲートまで走って」と言われる。これに乗り遅れるとほんとにやばい、と大汗かいてゲートまで走る。
機内に入ってやっと一安心。
遅延やキャンセルが多いので悪名高いアルゼンチン航空だが、今日は定刻に出発してくれた。
ブエノスアイレスから南米大陸の南端ウシュアイアまでは3時間半。
朝ご飯ぐらい出るだろうと思ったのだが、配られた箱に入っていたのは
クラッカーとチョコビスケット、クリームビスケットとお菓子ばかり。
アルゼンチンの名所が紹介された箱は何種類もあってかわいいんだけど。
やがて高度を下げ始めた窓外には雪山が見え始めて、ほとんど観光客と思しき機内は期待に満ちた雰囲気になる。
無事空港に到着し、預けた荷物もちゃんと出てきて、これで本当に心配はなくなった。
外の景色のさわやかなことよ。
空港から町の中心まではタクシーで15分。
クルーズ船の集合場所であるアルバトロス・ホテルまで行ってもらう。
埠頭の目の前にある大きなホテル。
しかし時間はまだ10時を回ったばかり、集合時間の3時半までたっぷりあるので、フロントに大きな荷物を預けてぶらぶらと町歩きに出かける。
目の前に広がるのは海。
大小さまざまなクルーズ船が港に停泊していてわくわくする。
小さな町は雪山に向かって坂道になっており
カラフルな家がかわいく
公園や庭先には花がいっぱいできれい。
日本からは17127キロ。
本当はこの町で一泊するはずだったのに~、とうらめしい。
町の東端には海軍基地があり、この敷地内に元監獄の博物館がある。
ウシュアイア監獄&船舶博物館、入場料110ペソ。
ここは1902年から1950年まで、主に長期や終身刑の囚人を収監していたそうで
中には有名な犯罪者の展示などもあって、思わず読みふけってしまう。
囚人たちは監獄内での労働の他に町や鉄道の建設に従事させられたそうだが、夏はともかく、冬はどれだけ大変だったろうか。
独房内には博物館の名前の通り、船舶の展示もいろいろあって、当然南極探検の展示が多い。
これはダーウィンの乗ったビーグル号。
スコットが1回目の探検に使ったディスカバリー号に
シャクルトンのエンデュアランス号。
帆船で南極に行っていたのはたった100年前だ。
博物館内には大型クルーズ船で寄港しているお客さんたちが大勢来ていて、そんな観光客のために大きなギフトショップがある。
売り物はもちろんペンギン。というわけで早速Tシャツと絵葉書、ステッカーをお買い上げ。
博物館の目の前でもペンギンたちが運動していて、本物との遭遇ももうすぐ、と期待が高まる。
博物館からちょっと歩いたところにはスーパーがあったので下見がてら覗いてみる。
この町では何でも空輸しなければならないので物価が高いと聞いていたが、それでもふんだんにある牛肉はリブロースでキロ900円弱、パックのお肉はどれも500グラム以上と、さすがアルゼンチン。
ここは港町ではあるけれど、この国で一度もお肉を食べないのはもったいない。
というわけでお昼は炭火焼肉の店に入ることにした。
店頭のガラス窓から肉を焼いているところが見える「ラ・エスタンシア」。
アルゼンチンはもちろん牛肉が有名だが、パタゴニアでは羊も美味しいと聞いたのでラム・ローストを所望。
やってきたのは骨付きのでっかい塊。しかしこれにチミチュリというお酢とハーブのソースをかけるとさっぱりとして、脂っこさのないお肉なのでペロペロと完食してしまった。
サラダバーとお水をつけて200ペソで大満足。
おじさん、ごちそうさま。
お腹はいっぱいだけれど、これも食べておかなければとデザートはアイスクリーム屋さんへ。
アルゼンチンのアイスクリーム屋はメニューが壁に張り出され、容器には蓋がされているので見た目で適当に選ぶことができない。
わからないスペイン語を想像力で補いつつ、選んだのはアルゼンチン人熱愛というドルチェ・デ・レチェのアーモンド入り。
これが濃厚キャラメル味に粒ごとアーモンドがふんだんに入ってすごくうまい!
こんなにおいしいなら昨日も無理してでもアイスクリームを食べればよかった・・・。
と後悔しているうちにやっと集合時間が近づいてきた。
坂道を下ってホテルに戻ろう。
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朝3時に起床。
4時にお願いしておいたレミースがちゃんと来てくれたので、土砂降りの中、ホテルから15分のホルヘ・ニューベリー空港へ。
日本から予約してもらったウシュアイア行きの飛行機は5時半の出発。1時間15分あるので大丈夫だろう、と思ったら甘かった。
予約を変更したので発券しなおしてもらおうと窓口へ行くと、係りの人は二人いるが結構な人数が並んでいる。しかも一人一人に時間がかかっていっこうに前に進まないのだ。
国内線のチェックインは出発45分前と書いてあるが、このままでは間に合いそうにない。
ダメ元、とチェックインカウンターに行ってみれば案の定、チケットを買いなおさないとダメ、とにべもなく断られる。
発券カウンターに戻ればまた一人列が長くなっている。こんな時に一人は不便、とまた泣きそうになる。
やがて係りの職員がもう一人出勤してきて、ようやく順番が巡ってきたのは出発45分前。
さすがに係りのお姉さんもあせって、チェックインカウンターに何やら言いに走ってくれた。このお姉さんが親切でよかった~。
新しいチケットをもらって荷物をチェックインしたら、「もう搭乗が始まっているからゲートまで走って」と言われる。これに乗り遅れるとほんとにやばい、と大汗かいてゲートまで走る。
機内に入ってやっと一安心。
遅延やキャンセルが多いので悪名高いアルゼンチン航空だが、今日は定刻に出発してくれた。
ブエノスアイレスから南米大陸の南端ウシュアイアまでは3時間半。
朝ご飯ぐらい出るだろうと思ったのだが、配られた箱に入っていたのは
クラッカーとチョコビスケット、クリームビスケットとお菓子ばかり。
アルゼンチンの名所が紹介された箱は何種類もあってかわいいんだけど。
やがて高度を下げ始めた窓外には雪山が見え始めて、ほとんど観光客と思しき機内は期待に満ちた雰囲気になる。
無事空港に到着し、預けた荷物もちゃんと出てきて、これで本当に心配はなくなった。
外の景色のさわやかなことよ。
空港から町の中心まではタクシーで15分。
クルーズ船の集合場所であるアルバトロス・ホテルまで行ってもらう。
埠頭の目の前にある大きなホテル。
しかし時間はまだ10時を回ったばかり、集合時間の3時半までたっぷりあるので、フロントに大きな荷物を預けてぶらぶらと町歩きに出かける。
目の前に広がるのは海。
大小さまざまなクルーズ船が港に停泊していてわくわくする。
小さな町は雪山に向かって坂道になっており
カラフルな家がかわいく
公園や庭先には花がいっぱいできれい。
日本からは17127キロ。
本当はこの町で一泊するはずだったのに~、とうらめしい。
町の東端には海軍基地があり、この敷地内に元監獄の博物館がある。
ウシュアイア監獄&船舶博物館、入場料110ペソ。
ここは1902年から1950年まで、主に長期や終身刑の囚人を収監していたそうで
中には有名な犯罪者の展示などもあって、思わず読みふけってしまう。
囚人たちは監獄内での労働の他に町や鉄道の建設に従事させられたそうだが、夏はともかく、冬はどれだけ大変だったろうか。
独房内には博物館の名前の通り、船舶の展示もいろいろあって、当然南極探検の展示が多い。
これはダーウィンの乗ったビーグル号。
スコットが1回目の探検に使ったディスカバリー号に
シャクルトンのエンデュアランス号。
帆船で南極に行っていたのはたった100年前だ。
博物館内には大型クルーズ船で寄港しているお客さんたちが大勢来ていて、そんな観光客のために大きなギフトショップがある。
売り物はもちろんペンギン。というわけで早速Tシャツと絵葉書、ステッカーをお買い上げ。
博物館の目の前でもペンギンたちが運動していて、本物との遭遇ももうすぐ、と期待が高まる。
博物館からちょっと歩いたところにはスーパーがあったので下見がてら覗いてみる。
この町では何でも空輸しなければならないので物価が高いと聞いていたが、それでもふんだんにある牛肉はリブロースでキロ900円弱、パックのお肉はどれも500グラム以上と、さすがアルゼンチン。
ここは港町ではあるけれど、この国で一度もお肉を食べないのはもったいない。
というわけでお昼は炭火焼肉の店に入ることにした。
店頭のガラス窓から肉を焼いているところが見える「ラ・エスタンシア」。
アルゼンチンはもちろん牛肉が有名だが、パタゴニアでは羊も美味しいと聞いたのでラム・ローストを所望。
やってきたのは骨付きのでっかい塊。しかしこれにチミチュリというお酢とハーブのソースをかけるとさっぱりとして、脂っこさのないお肉なのでペロペロと完食してしまった。
サラダバーとお水をつけて200ペソで大満足。
おじさん、ごちそうさま。
お腹はいっぱいだけれど、これも食べておかなければとデザートはアイスクリーム屋さんへ。
アルゼンチンのアイスクリーム屋はメニューが壁に張り出され、容器には蓋がされているので見た目で適当に選ぶことができない。
わからないスペイン語を想像力で補いつつ、選んだのはアルゼンチン人熱愛というドルチェ・デ・レチェのアーモンド入り。
これが濃厚キャラメル味に粒ごとアーモンドがふんだんに入ってすごくうまい!
こんなにおいしいなら昨日も無理してでもアイスクリームを食べればよかった・・・。
と後悔しているうちにやっと集合時間が近づいてきた。
坂道を下ってホテルに戻ろう。
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