2月9日
昨日のウェストポイント島から一晩航海してきたが、朝にはまだ首都のポート・スタンリーに到着していない。
朝食を終えてからようやくスタンリーが見えてきた。
小さな家の屋根がカラフルだ。
船が接岸したのは貨物用の埠頭のようだが、いかにもイギリスっぽい公衆電話ボックスが並んでいる。
タラップが降ろされると入国管理のための小屋がフォークリフトで運ばれてくるので笑ってしまった。
下船の際には番号の付いたカードが渡されるが、これがないと再び乗船できないのでなくさないように注意しないといけない。
そしてパスポートにはこんな入国スタンプが押される。
フォークランドはイギリス領だが、自治が認められているので独自の旗や通貨まであるのだ。
全島の住人約3500人、そのうちスタンリーに2000人が住んでいるそう。
上陸してまずはバスに乗り、
こんな景色の中を15分ほど走って Gypsy Cove というビーチへ。
崖の下に小さな白砂の浜辺が見えるが、
ここはマゼラン・ペンギンの営巣地。
巣は草地の中に穴があるようだが、遊歩道には柵があって、昨日のように近くには寄れないのがもどかしい。
そしてこの柵がある理由の一つは地雷が残っているかもしれないから。
丘の上には高射砲も残っているし、こののどかなビーチはフォークランド紛争の戦場跡なのだ。
1時間半ほどビーチを歩いた後、またバスに乗って今度はスタンリーの街中へ。
ビジターセンターの前で解散して夕方まで自由時間。
ちょうどお昼なのでドイツ人、イスラエル人のお兄ちゃんたちと食事ができるところを探す。
入ったのは港からちょっと離れた一軒のパブ。
客はいかにも地元の漁師っぽいおじちゃんたちばかりで、テレビに映っているのはイギリスの番組。
フィッシュケーキ・バーガーにレモネードを頼んで、お支払いはUS$7。
現地通貨は英ポンドだが、どこでも米ドルを受け取ってくれる。
ちなみにフォークランド・ポンドというのもあるそうだが、残念ながら見ることはなかった。
食後はぶらぶらと、クルーズ・スタッフのカメラマンから写真撮影のアドバイスなど受けながら街の散策。
正面には穏やかな湾が広がり、横に広い町には
教会やタウンホール
警察署に総督官邸
19世紀末に建てられたテラスハウスなど、とてもイギリスっぽい。
島にはペンギン・ニュースという新聞社があるし、どうもテレビ局もあるらしい。
ゴミ箱にまで誇らしげにフォークランドの紋章がついている。
町の端まで歩いたところにあるのは博物館。
中はちょっと骨董屋のようだけれど
奥にはフォークランド紛争の部屋もあり、リアルタイムで知っているのでついこの間のことのように思っていたが、もう30年以上経っているのだとホコリくさい展示が教えてくれる。
こちらは海岸ぺりにある「1982解放メモリアル」。
奥の壁に戦死者の名前が刻まれているが、イギリス側の戦死者は256名。対するアルゼンチン側は645名亡くなったそうだ。
これでスタンリーの見どころはほぼ網羅してしまったので、最後はスーパーを覗いてみる。
町に2軒あるうちの1軒らしいが、他は土産物屋ばかりなのでさすがに大きい。
お菓子や飲み物など、やはりイギリスらしい品揃えで、「こんなところでウェイトローズの品を見るとは思わなかったわ」とイギリス人もびっくり。
肉だけはさすがにフォークランド産のビーフやマトンが並んでいて、ランプステーキがキロ10.47ポンド(約1800円)と安い。しかし他は野菜も含めてほぼ冷凍食品ばかり。魚はどうも見た覚えがない。
夕方5時半にビジターセンターに戻り、
この出国小屋を通って
今度はゴムボートで沖合に停泊中の船に戻る。
夏のフォークランドはきれいでかわいかった。
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昨日のウェストポイント島から一晩航海してきたが、朝にはまだ首都のポート・スタンリーに到着していない。
朝食を終えてからようやくスタンリーが見えてきた。
小さな家の屋根がカラフルだ。
船が接岸したのは貨物用の埠頭のようだが、いかにもイギリスっぽい公衆電話ボックスが並んでいる。
タラップが降ろされると入国管理のための小屋がフォークリフトで運ばれてくるので笑ってしまった。
下船の際には番号の付いたカードが渡されるが、これがないと再び乗船できないのでなくさないように注意しないといけない。
そしてパスポートにはこんな入国スタンプが押される。
フォークランドはイギリス領だが、自治が認められているので独自の旗や通貨まであるのだ。
全島の住人約3500人、そのうちスタンリーに2000人が住んでいるそう。
上陸してまずはバスに乗り、
こんな景色の中を15分ほど走って Gypsy Cove というビーチへ。
崖の下に小さな白砂の浜辺が見えるが、
ここはマゼラン・ペンギンの営巣地。
巣は草地の中に穴があるようだが、遊歩道には柵があって、昨日のように近くには寄れないのがもどかしい。
そしてこの柵がある理由の一つは地雷が残っているかもしれないから。
丘の上には高射砲も残っているし、こののどかなビーチはフォークランド紛争の戦場跡なのだ。
1時間半ほどビーチを歩いた後、またバスに乗って今度はスタンリーの街中へ。
ビジターセンターの前で解散して夕方まで自由時間。
ちょうどお昼なのでドイツ人、イスラエル人のお兄ちゃんたちと食事ができるところを探す。
入ったのは港からちょっと離れた一軒のパブ。
客はいかにも地元の漁師っぽいおじちゃんたちばかりで、テレビに映っているのはイギリスの番組。
フィッシュケーキ・バーガーにレモネードを頼んで、お支払いはUS$7。
現地通貨は英ポンドだが、どこでも米ドルを受け取ってくれる。
ちなみにフォークランド・ポンドというのもあるそうだが、残念ながら見ることはなかった。
食後はぶらぶらと、クルーズ・スタッフのカメラマンから写真撮影のアドバイスなど受けながら街の散策。
正面には穏やかな湾が広がり、横に広い町には
教会やタウンホール
警察署に総督官邸
19世紀末に建てられたテラスハウスなど、とてもイギリスっぽい。
島にはペンギン・ニュースという新聞社があるし、どうもテレビ局もあるらしい。
ゴミ箱にまで誇らしげにフォークランドの紋章がついている。
町の端まで歩いたところにあるのは博物館。
中はちょっと骨董屋のようだけれど
奥にはフォークランド紛争の部屋もあり、リアルタイムで知っているのでついこの間のことのように思っていたが、もう30年以上経っているのだとホコリくさい展示が教えてくれる。
こちらは海岸ぺりにある「1982解放メモリアル」。
奥の壁に戦死者の名前が刻まれているが、イギリス側の戦死者は256名。対するアルゼンチン側は645名亡くなったそうだ。
これでスタンリーの見どころはほぼ網羅してしまったので、最後はスーパーを覗いてみる。
町に2軒あるうちの1軒らしいが、他は土産物屋ばかりなのでさすがに大きい。
お菓子や飲み物など、やはりイギリスらしい品揃えで、「こんなところでウェイトローズの品を見るとは思わなかったわ」とイギリス人もびっくり。
肉だけはさすがにフォークランド産のビーフやマトンが並んでいて、ランプステーキがキロ10.47ポンド(約1800円)と安い。しかし他は野菜も含めてほぼ冷凍食品ばかり。魚はどうも見た覚えがない。
夕方5時半にビジターセンターに戻り、
この出国小屋を通って
今度はゴムボートで沖合に停泊中の船に戻る。
夏のフォークランドはきれいでかわいかった。
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