Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

南極旅行 14 サウス・ジョージア、ソールズベリー平原

2014-03-31 13:48:40 | 北米/南米/南極
2月12日

早朝、デッキに出てみるとサウス・ジョージアの雪をかぶった島影が見えてきた。
 外気温は1℃とさすがに寒くなった。

9時からゴムボートで上陸開始。
 
海岸のゴマ粒はペンギンだ~。

 
ここにいるのはキング・ペンギンと言って皇帝ペンギンの次に大きい種類。そしてペンギンたちの間を動き回っているのは南極オットセイ。
ペンギンからは5メートル、オットセイからは15メートル離れるように言われているが、5メートル離れるだけのスペースがないほどペンギンがいる。

 砂浜からちょっと上がったところは草地になっていて、草の上にはオットセイたちがゴロゴロ。

その草地の上に上ってみると、その向こうに

なんだ、このペンギンの数は!

20万羽いるというこのコロニーの大きさとペンギンの鳴き声は動画でなければ捉えられない。



 キング・ペンギンは皇帝ペンギンにそっくりだけれど、体長が90cmほどで皇帝ペンギンよりは小さく、南極大陸には生息していない。 
   
大きな黒い脚で歩く姿がなんだか人間くさくて、つい話しかけてしまう。

 
ペンギンの中では一番好奇心が強くて、こちらがじっとしていると向こうから近づいてくる。
  
近づきすぎたら写真が撮れないよ!

ペンギンの群れの中にはまるで大きな蓑をかぶったような茶色いのがいるが、これはヒナ。
 
親はそっくりなのに、ヒナは皇帝ペンギンとは全く違うのが面白い。
 もう夏も終わりなのでだいぶ大人になっている。

 こちらは同じように羽が抜け替わっているが立派な大人。ペンギンは年に一度、羽が抜け替わるそうで、その最中は撥水性がないので海に入ることができず、エネルギーもいるのですごく消耗するのだそうだ。 

 
 こちらはペンギンたちと同居している南極オットセイ。
英語だとSouth American Fur Sealでアザラシみたいだが、後足が前を向いていて陸上を歩くことができ、小さな耳があるのはアシカ科でアザラシとは区別される。
 この写真の手前が耳のあるオットセイ、大きいのは耳のないゾウアザラシの子供。 

でこのオットセイ、島にいるのは子供と母親ばかり。父親はもうお役御免で海に帰ってしまったらしい。
 
子供はかわいいのだが、
 それを守ろうとする母親は結構狂暴。近づくと歯をむいてくるし、走るのが早くて怖いのだ。雑菌だらけの歯でかまれたらえらいことになると聞いていたので、最初に駆け寄られた時はこちらも走ってしまった。しかし犬と一緒で、じっと睨みつけるのが一番いいんだって。
 ペンギンもツンツンしてくれるし。

 
海で遊ぶオットセイやペンギンを見ているうちに
 
雪が降ってきた。 
   
 
動物たちにバイバイし
  
ペンギンたちに見送られて、3時間遊んだ海岸にさようなら。


ペンギンとオットセイをもっと見たい方はこちら↓



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コメント (6)
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