Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ジャカルタ行き機内で映画2本立て

2015-02-21 02:03:32 | 機内食・映画・美術展
ここしばらくご無沙汰だった海外での仕事、丸2年ぶりでインドネシア行きが入った。

使ったのはJLの夕方出発の便。
相変わらずジャパニーズ・ビジネスマンだらけで、先に埋まるビジネスクラスへのアップグレードはかなわなかったが、「本日の飛行機は余裕がありますのでお好きな席をお取りできます」との仰せの通り、エコノミーはガラガラ。
おかげで真ん中の3席を独占できて、横になれたのはビジネスよりもよかったかもしれない。

と、久しぶりにJLに乗ったら機内食がこんなことになっていた。
 これってコンビニのお惣菜みたい。
実際冷蔵された物を温めて出すのは同じではあるのだが、この出し方はいささかわびしい。
 蓋の中身は豚丼と鶏そぼろ丼、たっぷりのサラダや大根の煮物が付いて悪くないだけに、もうちょっとどうにかならんものか。

さて、こんな機内食を見ながら見た映画の1本目。
 「マダム・マロリーと魔法のスパイス」 The Hundred-Foot Journey

ごひいき、ヘレン・ミレンの経営する1つ星フレンチ・レストランのお向かいにある日突然インド人家族がやってきてインド料理屋を開き、文化摩擦を乗り越えてインド人の息子が天才ぶりを発揮して成功するという他愛もないお話。
まあ予想通りの展開と言えばそうなのだが、最初はイジワルをしてなんとかインド人を追い出そうとしたヘレン・ミレンがいい人になってインド人おやじと仲良くなるのが早すぎてがっかり。

なによりも息子が料理の天才という設定にもかかわらず、料理場面はあるものの出来上がった料理があまり出てこないし、おお、食べたい、と思う物も出てこない。
やっぱりスウェーデン人監督は食べ物にあまり興味がないのだろうか。

その監督、ラッセ・ハルストレムはなんとなくぽよよ~んとした作風が結構好きなのだが、年々つまらなくなっていくよう。「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」が懐かしい。

そして2本目。
 Whiplash
日本での公開は4月から「セッション」というタイトルで決まったらしいが、音楽学校に通うドラマーの卵が鬼教師にしごかれまくる話。

なんと言っても鬼教師がすごい。
テレビの「クローザー」ではなさけない上司役だったJ.K.シモンズが演じているのだが、「愛と青春の旅立ち」のルイス・ゴセットJrみたい、というかもう一ひねりしてあるのが面白い。
この人は今年のオスカーを持っていくんじゃないだろうか。

そしてしごかれる主役はマイルズ・テラー。ジョゼフ・ゴードン=レヴィットに似ているが、どれだけドラムの練習をしたのだろうと感心する。
キャラクターとしては主役の割にはいやなやつなのだが、これぐらいのめりこむやつでなければ大成しないというメッセージだろうか。

ジャズドラマーの話にしては音楽的カタルシスはないが、主役二人の熱演で見せる。
おもしろかった。


そして到着したジャカルタ、夜中の2時ではさすがに道路もがらがらで、空港から町の中心のホテルまでわずか20分で着いてしまった。


にほんブログ村 旅行ブログへ  ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする