Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ジャカルタの休日

2015-02-23 01:58:27 | 東南アジア
やってきたジャカルタはちょうど春節。

 ホテルのロビーにもめでたいピンクの木に赤いお年玉袋がいっぱいぶらさがっているし、ショッピングモールは家族連れのお客さんでいっぱい。
 特に中華系の家族は揃って真っ赤な服を着ているので、目立つこと、目立つこと。

春節はもちろん中華系の祝い事だが、12年前からはインドネシアも一日だけ国民の祝日になったのだそう。
インドネシアの中華系は人口の6%程度ながら経済を牛耳っていて、そのため大多数のインドネシア人には嫌われて、特にスハルト時代には華人文化が弾圧された。
それが民主化後の2000年から自由化されて、今ではイスラム教徒も春節を祝うようになったし、豚肉を出すレストランも増えたとか。

去年からはジャカルタの州知事も中華系が就任したが、これはインドネシアでは衝撃的なことだったらしい。
日本ならさしずめ在日韓国人が都知事に就任するようなものだろうか。

中華系とインドネシア系の平和的共存は進んでいるようだが、「中華系は楽観はしていないですね」とは中華系をご主人に持つ通訳さんのお話。

そんな春節も過ぎた日曜日、朝ホテルの前の大通りを見ると人でいっぱい。
 
歩く人、ジョギングする人、自転車に乗る人が次々押し寄せてきて
  
ロータリーではこれだけは動いているバスが人の波に埋もれているし
 その先の道路などすごいことになっている。

なにか特別な集会でもあるのかとホテルの人に聞いてみると、「毎週日曜日はこの大通りが歩行者天国になるんです」といつものことらしい。
そう言えばアイスクリームなどの物売りもいるし、着ぐるみや大道芸人も出ていて歩いている人も楽しそうだが、それにしても尋常ではない人出。

そんな中、ホテルのすぐ前では大きな布に署名集めをしている。
 見るとアホック氏への反対運動らしいが、アホック氏とはくだんの中華系ジャカルタ州知事。

やはりことはそう簡単ではないようだ。


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コメント (2)
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