Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

コーカサス周遊 8 テラヴィの市場と農家ワイナリー

2015-05-29 18:24:29 | コーカサス
5月3日

今朝もテラスで民家らしい朝食。
 チーズは塩辛いけどミルクの香りが強く、ハムと自家製リンゴジャムがおいしい。

あいにくの雨の中、今日はまずテラヴィの町中にある市場へ。
 
それほど大きくないローカル・バザールだが、屋根があるので助かった。

市場で目立つのはもちろん色鮮やかな八百屋さん。
 
毎食のテーブルに登場するハーブ類が山ほど売られておいしそう。
 
小指の先ほどの玉ねぎ(?)とか、黒くて干からびたカブのような野菜とか、見たことのない物もちらほら。
 
チーズもたくさん売られているが、これはみんなしょっぱいんだろうな。

この地方らしいのはナッツやドライ・フルーツがたくさん売られているところ。
  
アゼルバイジャンにもあったフルーツ・シートはさらに薄くなって種類も豊富、ろうそくのようなものは中にナッツが入っていて、これはシリアやキプロスでもよく見た。
  
アゼルバイジャンではヘーゼルナッツが多かったが、ここいら辺はクルミの産地。日本と同じような干し柿もあるし、赤い実はイランのゼレシュクと同じものだろうか。

 
蜜蝋も売っているはちみつ屋さんにパン屋のおばちゃん。
 
鶏も豚さんも大胆なディスプレーで
 このおじちゃんの前にあるのはなんと木の魚。売り物はちゃんと後ろの冷蔵庫に入っているらしい。

生の魚は別の一角で。
 結構大きいけれど、どれも淡水魚のようだ。

と一回りしたところでちょっとお買いもの。
  クルミとはちみつとザクロを一つ。
重さも計らずに買わされたザクロだったけれど、これは甘くてものすごくおいしかった。

  
市場見学の後はテラヴィを出て、ブドウ畑の中のヴェリツィハという村へ。

中の大きな一軒の門にノダリ・ワイナリーの看板がある。
 
 
入ると小さな中庭の向こうが母屋、右手の扉がワイン・セラーの入り口で
  
ここでノダリさんの一族が300年前から変わらない方法でワインを作っていると言う。

中ではパンとグラスが用意されていて
  
ノダリさんが床の壺からワインを汲みだしてふるまってくれる。
 ごちそうになった辛口の白は5年、それよりちょっと甘口の赤は7年熟成されていたそうで、昨日の大手ワイナリーよりすっきりとおいしいと思う(飲めないけど)。

さらにこちらに並んだ大きな瓶。
 
一番右は15年物の赤ワインで、これがとろりとデザートワインのように甘い。
真ん中辺にはコニャックもあって、これもとてもおいしかった(飲めないけど)。

試飲の後は好きなワインを売ってもらう。
が、ここは量り売りなので自分でボトルを持っていかなければならない。
 空のペットボトルがもっとあれば、と嘆きつつ、全員なにがしかをお買い上げ。

 そのおかげかどうか知らないが、ノダリさんのガレージにはおベンツ様が。
村の中ではおんぼろのラーダを何台も見かけたが、ガイドさんによるとこの村はワインのおかげでみんな金持ちで、ラーダは普段の農作業用、お出かけの時はベンツやトヨタなのだそうだ。

気持ちよくほろ酔いになったところでカヘティ地方を後にした。


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コメント (5)
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