Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ラダックの戦利品

2015-11-02 17:59:56 | チベット文化圏
この夏、ラダックとデリーで買ったもの。

まずはカフェ併設のおしゃれ本屋さんで絵葉書とラダック料理の本。
 この料理本はイギリス人がまとめたもので90ページもある立派な本だけれど、ラダック料理とは基本的にツァンパとパン、すいとんのような汁物のバリエーション、それにチベット風餃子であるモモぐらいしかないことがよくわかる。肉は特別なごちそうだったろうし、米やいろいろな野菜を食べるようになったのは比較的最近のことと思われ、それはチベット本土など気候の厳しいこのエリアには共通すること。基本粉ものに大量のバター茶で栄養バランスを取っていたものと思われる。

そんなラダックで夏に大量に採れるのはアンズ。
以前からラダックのお土産と言えばアプリコット・ジャムだったけれど、今回はアプリコット・ラッシーがおいしかったゾムサでジャムを3種類調達。
 左端がアプリコット・ジャムで、右端はアプリコット・バター。アンズの種を挽いたピーナッツ・バターのようなものだが、これがアーモンドような香りでむちゃくちゃおいしい。
真ん中は同じような見た目だけれど、これはシーバックソーンとリンゴのジャム。
  
棘だらけのこの植物はタジキスタンのパミール高原でもよく見かけたし、ネパールではジュースを買った。酸味がとても強いのでリンゴと合わせてあるところが一工夫。
 ゾムサでは乾燥リンゴも売っているし、瓶に入っているのはアンズの種のオイル・ローション。ちょっとべたつくのでこれは冬にしか使えそうにないが、うっとりするほどアンズの香りがする。 

 同じくアプリコットでこれはヌブラの西端、トゥルトゥク村で買ったアンズの種と丸干しアンズ。この村で採れたアンズを使った完全自然食品で、干しアンズなど梅干しのようで色も悪いが、これが食べるととてもおいしい。
 
これを売っていたのは泊まった宿の一階にある雑貨屋。宿のおじいちゃんが店番なのだが、気が向いた時にしか開けないのか、気が付くともう閉まっている。英語もほとんど通じないが、「オイルもどうだ」と勧めるところなど結構しっかり商売人。

ラダックで他に買ったものはと言えば
 刺しゅう入りの暖かそうな室内履きはカシミール製だろうか。180ルピー(約360円)はお買い得。
 かわいいフェルト製のヤク君は女性支援NGOの店で200ルピー。

デリーではハウズカース・ヴィレッジで少し買い物をする時間があったが、こちらでも最近は自然派化粧品のようなものに人気があるらしくてそういうお店がいくつも。
 そのうちの一軒では今度はアーモンドのローションを買って、これがまたいい香り。
チベット物を扱うお店ではシャンプーを買ってみたが、こちらは漢方っぽいハーブの香りでちと怪しげな所が楽しい。

と、こうして並べてみると、インドでは金を使わなかった。


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コメント (5)
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