Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

15年秋の欧州旅 7 ブレッド~ヴィパヴァ

2015-11-29 19:32:11 | ヨーロッパ
10月15日

  100%ビーツジュースもおいしいホテルの朝食だけれど、本日も雨。

それにもめげずに運転手氏がやってくるまでの時間、ちょっと外に出てみる。

  
ホテルの前には線路が走り、駅までは徒歩1分。
 
2両編成のこのちょっとレトロな列車はボーヒンの方向へ行く。

この駅前から階段を下って行くとブレッドの湖畔に出るが

なにもかも灰色。

  
降り続く雨で桟橋も水没しているが、湖畔にはオリンピックチームのボート小屋があり、スロベニアはボート競技が強いらしい。

  
かわいい駅の表示の方を振り返れば、宿泊したホテルは紅葉の中だ。

時間通りに来てくれた運転手氏の車に乗り込み、リュブリャナ方面への高速に乗ると
 前も見えないほどのすごい雨。
 しかしリュブリャナから南へ向かうにつれて小降りになって来て
 
カルスト台地が見える辺りまで来ると空もずいぶん明るくなった。

ここから西に広がるのがヴィパヴァ谷。
 
ボーヒンやブレッドのあたりとは明らかに違うなだらかな丘に囲まれたこの谷はワイン造りが盛んなところ。
そこでどこかワイナリーの見学がしたいとこちらに来てもらったのだが、運転手氏がネット検索してみると小さなワイナリーは事前予約をしないと見せてもらえないとのこと。

大きな工場を見てもつまらないでしょ、と車を停めてくれたのはヴィパヴァの町の中央広場。
  
 なにげに雰囲気のいい所で、カフェでくつろぐ人の姿も見える。

運転手氏の調べによるとここのインフォメーション・センターにこのエリアのワインを揃えたショップがあるとのことで、入ってみると
 
 
はたしてインフォメーションの係りの人がワインショップの店員に早変わり。
壁には様々な色、形のボトルがずらりと並び、テーブルに置かれたブドウはこの地方の固有品種だそうだが小粒でもとても甘くておいしい。
  
おねえさんは白、ロゼ、赤、と気前よく次々試飲させてくれて、全部で9種類も。
しかし下戸の自分でさえごく普通と思われるワインばかりで、プロであるコッコロのマダムは渋い顔。
どれも10ユーロ前後のお求めやすいものばかりで、思うにここに来る人は普段飲みのワインを車で箱買いしに来る人ばかりなのでこういうものを薦めるのだろう。
結局昨晩ホテルのレストランでおいしかった銘柄を見つけて、我が酒飲みチームは無事にお買い上げ。

さらにちょっと町をぶらついてみると
 
 
まったく観光地ではない普段の顔の街並みだが、やわらかなパステルカラーで住んでいる人も穏やかそう。

ちょっと予想外の展開にはなったが、この町に寄れてよかった。


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コメント
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