Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

15年秋の欧州旅 3 リュブリャナ城

2015-11-10 02:23:05 | ヨーロッパ
10月13日 続き

 市場見学の後はホテルからも見えたリュブリャナ城へ。
 
歩いても行けるらしいが、雨なのでガラス張りのケーブルカーでびゅんと山の上まで一気。乗っているのは5分弱、ケーブルの往復と城の入場料で10ユーロ。
 
赤い屋根の間にはさっきまでいた市場がすぐに見えてくる。

  
ケーブルカーを下りて階段をちょっと上ると周りを白い建物に囲まれた広場に出る。
 リュブリャナ城はこんな造りになっていて、城内で見た解説ビデオによるとこの山の上には紀元前から集落があったそうだが、要塞が築かれたのは16世紀以降、城主を変えながらナポレオンに占領されたり、刑務所になったこともあったそうな。今はちょっとした博物館の他に土産物屋や評判のいいレストラン、結婚式場もあるらしい。

高いところに来たからには一番高いところから景色を見なければ、ということで赤いらせん階段を上って時計台のてっぺんへ。
 
中庭の方を見れば城の造りがよくわかるが、外の方を見ると
 
プレシェーレン広場やホテルは見えるが、その先は霞んでいる・・・。
 窓にはスロベニアの最高峰、トリグラウ山2864mを始め、高い山の方向や高さを示す表示があるが、当然のごとくまったく見えず。

下に降りて刑務所の名残や
   
この城で一番古い15世紀からの礼拝堂を見たらお城見学は終了。

またケーブルカーに乗って下に降りたらおもしろいやつがいた。
 水を吐くカンガルー。なぜスロベニアでカンガルーなのかは謎、この水は飲むこともできるらしい。

この前をまっすぐ川まで行くと、リュブリャナのシンボル、ドラゴンのいる橋がある。
 
橋のたもとのドラゴンはかっこよく、街灯のたもとのベビードラゴンはかわいい。

その隣にかかる歩行者専用の橋には不気味なオブジェ。
 
リュブリャナのあちこちにこんな「芸術作品」があるのでそれを探すのも面白い。

朝の市場から伸びる通りを行くとかわいい時計台のついた市庁舎広場に出る。
  
この通り沿いの建物は優しい色合いのバロック様式。通りは車の乗り入れ禁止になっているのでゆったり歩けてとても楽しい。

昼もだいぶまわったのでそろそろ食事にしようと昨晩の運転手君推薦の店へ行ってみるが
 大きなソーセージが目印のここは残念ながらテイクアウト専門で雨の本日には却下。

そこでその先にあるもう一軒に行ってみると
 
こちらはゆったり座れそうないい感じ。レストランの方はもう昼を終わってしまったのでカジュアルなカフェの方に案内される。

てきぱきと親切なウェイター氏に助けられながら頼んだのはまずスープ。
 左のきのこのスープは残念ながらポルチーニではないがマッシュルームの香りが濃厚で、おお、うまい。右はかぼちゃのスープだが思ったよりサラサラ、しかし思いがけない香辛料使いにパンプキンシードのオイルが効いて、こちらもいける。
 メインに頼んだのはソバの実のリゾットと鍋で登場のシチュー。メニューにはスロベニアの名前が付いていたが、ウェイター氏はグーラッシュと呼んでいたし、まあハンガリーのグーラッシュと同じもの。こちらもやさしい味で、ソバの実にかけて食べて大正解。

これらの料理、こちらでは2人前なのだろうが我々には4人で食べてちょうどいい量。
おなかはいっぱいになったが、ここでぜひ食べろと言われたものはまだこの後にある。
 それがこのギバニッツァというケーキ。
ケシの実、くるみ、りんご、チーズなどが入ったスロベニアを代表するケーキの、ここが有名店ということなので4人で一つをシェア。
しかし食べてみると、ん~、ちょっとパサパサ?推薦者によるとこのケーキはできたてでは供されず、必ず一晩置くものだそうなのでこれが本場の味なのかな。
 最後はかわいいカップのおいしいコーヒーでしめて、まずは満足の昼食。

運転手君の情報に感謝。


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コメント (5)
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