Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

隠岐の旅 1 島後到着

2016-01-30 00:20:40 | 国内旅行
だいぶ間が開いてしまったが、元祖秘境添乗員のお宅訪問に続いて訪れた隠岐の島のこと。

2015年11月14日から16日まで 隠岐の島の旅

11月14日

1泊した新大阪のホテルをゆっくり出て、昼12時に伊丹空港へ。

今回の旅は群馬県のある宮司さんが主催する隠岐の島の神社めぐりというマニアックなツアー。
ということでゲートで羽田から到着した総勢28名のグループに合流したが、初めてお会いする宮司さんはまだお若く、低音のソフトヴォイスがとても素敵なお方。
地元で定期的に神道の勉強会を開催され、年に一度は「日本神話シリーズ」として泊りがけの現地講座を行っていらっしゃるところに縁あって参加させていただいた。

ご挨拶をしているうちに時間になり、ゲートから歩いて乗り込んだのは
 ボンバルディアのDHC-Q400というかわいらしいプロペラ機。
 家が密集する大阪を離れ、小一時間の飛行で隠岐空港へ到着

の予定だったのだが、時間になっても飛行機は厚い雲の中で旋回を続けている。
そのうちに機長のアナウンスがあり、濃霧による視界不良のために待機中、もうしばらく待っても天候が回復しなければ伊丹に引き返すとのこと。
今回の旅の連れは最強の雨女。以前五島列島に一緒に行った時も台風を呼んでくれたし、これはだめかも、と関西に引き返してからどうしようかと考え始めていると、「ベルトをお締めください。当機はこれから着陸態勢に入ります」と天使のようなCAのお言葉。
機内では思わず拍手が起こったが、後で聞くとこの飛行機には翌日の結婚式に出席予定の人が何人も乗っていたらしい。

そんなわけで飛行機は30分遅れで隠岐空港に到着。
 
小さな空港を抜け、バスに乗り込んで大急ぎで島後の観光に出発する。

まず最初に向かったのは空港からほど近い億岐家住宅。
 億岐家は隠岐国造から48代続く由緒ある家だそうで、見学するのはこのお家ではなくその宝物殿。
 
ここにある駅鈴は律令時代、官吏に支給されたもので、現存するのはこの2つだけだとか。

億岐家はこの隣の玉若酢命(たまわかすのみこと)神社の宮司を務めていると言うことで、次はその神社へ。
  
茅葺の門の向こうには高さ30mと大変な巨木があり、名前は八百杉だが樹齢は二千年以上らしい。

その奥にある拝殿には出雲らしく太い注連縄。
 
ここで我らが宮司にリードされて隠岐で最初の参拝をする。

神様にご挨拶した後は改めて本殿を見学。
 
この本殿は隠岐造という独特の造りで国の重要文化財になっているそうだ。

玉若酢命神社参拝の後は島の中央、山の中へどんどん入って行く。
晩秋のことで、周りも薄暗くなってから到着したのは
  乳房杉。
これも樹齢800年、高さ38mの巨木で、名前の由来はもちろんその独特の形から。
夕方の霧の中で見る姿は一層神秘的で、鳥居を建て神様として拝むのも日本人としては当然のように感じる。

暗くなってしまったので本日の見学はこれだけで終了。
空港近くの西郷港へ戻り、今夜の宿は隠岐プラザホテル。
 
 
食事は期待通りお魚をいっぱいいただき、隠岐の初日は終了。


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コメント (6)
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