Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

15年秋の欧州旅 18 フィレンツェの午後

2016-01-08 23:33:10 | ヨーロッパ
10月19日 続き

 アパートでの昼食後、再びドゥオモの前へ。

30ユーロのドゥオモ・チケットでは24時間以内ならドゥオモ関連施設にすべて入れる。とは言えジョットの鐘楼はドーム同様の大行列だし、長らく改装のため閉ざされていた付属博物館はくやしいことに再オープンが1週間後。

と言うことで少しでも元を取ろうと聖堂の正面に建つサン・ジョヴァンニ洗礼堂を見に戻ってきたのだ。
洗礼堂と言えば天国の門ばかりが有名で今日もその前には観光客が群がっているが
 
行列することもなく中に入ると

金色のモザイクで覆い尽くされた八角形のドーム天井のなんと美しいこと。
  
  
内部の装飾は13世紀以来のものだそうだが、床や柱などローマ風、ビザンチン風でエキゾチックな香りが素晴らしい。

ここからちょっと歩いて、次にやって来たのはサンタ・クローチェ教会。
 
この巨大な教会には様々な有名人が葬られていて
  
ガリレオ、ミケランジェロ、マキャヴェッリの墓を発見。

 
しかしこの教会にやってきた目的は華やかな主祭壇の隣の礼拝堂を見るため。
  ジョットによる聖フランチェスコの生涯。
 初期ルネッサンスの硬さが好き。

この教会の脇から出ると回廊に囲まれた中庭があり、ブルネレスキによるパッツィ家礼拝堂がある。
 
  
がらんとした空間だが天井とルカ・デラ・ロッビアのメダイヨンがきれいで印象的。

サンタ・クローチェを出るとすぐにアルノ川に出るので
 
ポンテ・ヴェッキオを見ながら対岸に渡り
  
きれいな建物を見ながら丘を登る。
 
階段を上がりきったところにあるのがかわいらしいサン・ミニアート教会。
 この教会の前からはフィレンツェの中心街が一望のもと。

夕陽が沈むまではまだちょっと間があるので、教会の中も見学させていただく。
  
 
それほど大きくはない教会ながら壁は大理石や古いフレスコ画で飾られ
 
主祭壇やその手前の内陣仕切りなど見どころがいっぱい。

さらに側廊の奥の聖具室に入ると
 
壁の下部はぐるりと木の引き出し、その上から天井にかけては聖ベネディクトの生涯を描いたフレスコ画で覆われ 
 天井は鮮やかなブルー。

丘の上の小さな教会まで、さすがフィレンツェはすごい。

このサン・ミニアートからちょっと丘を下ると観光客でいっぱいのミケランジェロ広場。
  
 ここで夕陽に染まるフィレンツェを眺めて
 
まるでエッシャーの絵のようなサン・ニッコロの塔まで丘を下り、夕食を求めて街中へ。

 ガイドブックにある有名店をめざしたものの、疲れちゃったので途中にあったこのちょっといい雰囲気の店に入ってみたが
 
ウェイターのおやじたちが観光客ずれしたこの店の料理はごく普通。

しかしおなかは十分に満たされ
 
美しいフィレンツェの夜景を愛でつつアパートに戻った。


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コメント (2)
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