Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

断食明けイフタール@池袋「パルミラ」

2017-06-25 14:42:42 | 食べ歩き
2017年のラマダーンも最終日、「世界の伝統料理と特殊食材を食べる会」と言う集まりに初参加させていただき、kimcafeさん主催の「手食シリーズ⑤イフタールにカブサを共食」へ。

会場は池袋にあるアラビアレストラン「パルミラ」
 
JR西口から10分弱、中華料理屋の2階の店へはらせん階段を上がる。

それほど大きくない店だが、手前には普通のテーブル席、奥が靴を脱いで上がる絨毯敷きの座敷になっていて
 普段は置いてある低い座卓も片づけられて、アラブ式の会食のための準備は万端。

日没は19時1分とのことだが、その少し前にレストラン・オーナーから「あと5分」の呼び声。
それからほどなくしてラマダーン明けのお祈りが流れ始めて、「よし」のご託宣。

まずはお作法通り水と甘いデーツをいただき
 
これもイフタール(断食明け)に付き物と言うレンズ豆のスープ。クミンが効いているがやさしい味付けでいかにもお腹に良さそう。

サラダにかかっているのはアラブ料理でおなじみのザクロ・シロップ。
 
ピタパンに付けて食べるペーストは左下からザクロシロップ入りで甘酸っぱい焼きナスのババガヌーシュ、ニンニクの効いたやはりナスのムタバル、ヒヨコ豆のホンモスに、濃いヨーグルトのラブネ。
 オクラと肉のトマトソース煮込みは酸味が効いて、でも食べやすい味。

これらの前菜はどれもパンに付けて食べるのでいずれにせよ手食だが、次の料理が本日のメイン・イベント。
 大皿に盛られたマトン・カプサをアラブ式に手でいただこうと言う趣向。
 
お米は細長いバスマティ・ライス。水分は少ないのでポロポロとまとまらないが、脂っぽさもなくこれも優しい味付け。良く煮こまれたマトンも手で簡単にほぐれて臭みもなく、食べやすくておいし~。
オーナーによるとこれはサウジアラビア式ピラフだそうで、多くて食べきれないかと思った大皿も4人づつできれいに完食。
皆さん、ちゃんとスプーンなど使わずに食べて、手の方がおいしいよね。

 
デザートにはサービスでバクラヴァを出してもらい、ミントティーの保温ポットがいけていると思ったらなんと日本製。中東への輸出用に作られているのだろうが、これ、ほしいなあ。

東京でアラブ料理の店はなかなか定着しないようだが、ここは今まで食べた中でもおいしいし、レバノン人オーナーとシェフにはぜひ頑張っていただきたい所。

おいしいものを楽しく食べられて「世界の伝統料理と特殊食材を食べる会」とkimcafeさんに感謝。

ムスリムの皆様、断食明けおめでとうございます。


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コメント (4)
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