Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

「エジプト塩食堂」@西小山

2019-08-02 18:05:25 | 食べ歩き

ネットサーフィンをしていたら、また家の近所に難易度の高い=行きづらいごはん屋さんを見つけてしまった。
しかしそこは自由の利く身、ということで平日のランチに西小山へ。

目指す店は駅から5分ほど、静かな通り沿いのこちら。
 店名には「S/S/A/W」とあるが、ここはフードデザイナーのたかはしよしこさんと言う方のアトリエ。料理教室など開かれているこちらで月に数日だけ、不定期で「エジプト塩食堂」となうってランチを提供しているとのこと。
開催が不定期な上に前日までにHPから予約チケットを入手しなければならない、という難易度の高さなのだ。
詳しくはこちら

ランチは2部制なので遅い13時半を予約して、15分ほど前に到着。
 テーブルにカウンター席で定員は22名といったところ。
 メニューはこの1種類だけ、奥の小さな厨房でたかはしさんのお弟子さんだろうか、お二人が料理を準備中、店内にも他に二人スタッフがいる。

13時半の時間になるとスタッフの説明付きで料理が登場。

 本日のメインは左のお皿。カレー冷汁ということだが豆乳ベースで穏やかな味。鯵の姿は見えないが出汁が効き、ミョウガやシソの他にトマトやオクラ、時たま「おやっ」と思うスパイスの香りがするのがフードデザイナーならではだろうか。

黒米の乗ったお皿には他にラー油ドレッシングのサラダにパルメザンチーズを振ったラディッキオ、ズッキーニやナスのサラダに小鯵のエスカベッシュ、上に載っているのは鶏胸肉と梅肉、大葉の春巻き、その上に見えるのは珍しいトマトの若芽のフリットで、これが意外にも青臭さなどなくておいしい。普通のトマトの葉ではないのかな。

もう一つとても面白かったのはラディッキオの陰に隠れていた小さなラグビーボール。
 ミニスイカのようだがこれはライムキュウリ、もしくはきゅうりメロンというそうで、生なのにちょっと酸味があってピクルスっぽい。

 卓上にはたかはしさん考案の調味料が置かれ、右の三角の器に入っているのが「エジプト塩」。ナッツやコリアンダーなどをブレンドした塩はエジプトとは何の関係もないそう。ほかの二つは柚子胡椒のような辛味系だが、どちらも穏やかな辛味で、春巻きに付けていただいた。

黒米を冷汁につけて完食したのでお腹いっぱい。
ただし量は恐らく女性向き、肉や魚も使われているが男性では物足りないだろう。
珍しい野菜、素性のしっかりした素材を使っているのはわかるし、バランスもとてもいい食事だが、ちょっと素人っぽいこの料理で2000円はちょっとお高い感じ。1500円なら適正というところだろうか。

帰り道にはちょっと気になった焼き菓子のお店も覗いてみた。
 
マドレーヌやフィナンシェ、ガトーショコラなど正統派フランス焼き菓子の専門店だそうで、隣にはこれまた良さげなコーヒー豆の店もある。

隣の西小山の南側は武蔵小山よりオサレだ。


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コメント (4)
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