Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

明るいポーランド 18 ヴロツワフ散策

2019-12-11 19:45:05 | ヨーロッパ

10月6日

今日は昨日とは打って変わって素晴らしい晴天。
 
カラフルな中央広場の建物群が青空に映える、映える。

この市場の角、アーチでつながった2つの細長い建物はヘンゼルとグレーテルと呼ばれていて
 
その奥には83mの塔を持つ聖エリザベート教会があるが、日曜の朝なのでミサが行われていて中には入れず。

そこで次には広場の反対側にあるマグダラのマリア教会へ。
なぜか外観を撮り忘れてしまったが、こちらも一段と大きな赤レンガ造りの教会で14世紀の創建。
 
こちらにも72mの塔があって登れるのだが、ここはツインタワーになっていて
 アパートのベランダからも見える「懺悔の橋」を渡れるとなれば登らねばなるまい。

 教会の脇から入ると土産物も並べた切符売り場があって8ズロチ。
 
狭い石段を上がった先にある橋はしっかりした造りで怖さはなく、欄干の小さな魔女たちが人気の的。
 
 街並みの向こうにも尖塔を持った教会がいくつも見える。

こちらのミサも終わったので教会の中も見学させていただくと
  
1940年、ソ連軍によってポーランド軍の将校たち4000人以上が殺された「カチンの森事件」追悼のパネルとステンドグラスがあった。ただしカチンは現ロシア領にあって、ヴロツワフの近くではない。

教会を出て次の目的地に向かっていると、かわいい小路があった。
 
ここはかつての肉屋通りだそうで、そのためか動物たちはみな悲しげに首を垂れている(笑)。
今はギャラリー風のちょっとしゃれた雑貨を売る店が並んでいるが、日曜のためほとんど閉まっていたのは残念。

さらに進んで、旧市街の北を流れるオドラ川べりに建つヴロツワフ大学へ。
  
1702年設立の名門で3万人以上の学生がいるという大学の、これは1742年に完成された建物。

 
青字に金の装飾の美しい扉から中に入ると中央階段も華麗で、大学と言うよりも宮殿のよう。

この建物中央の屋上は数学の塔と名付けられ、外に出ることができる。
 
 
四隅に彫像の立つこの屋上は天気もいいので大人気。

 
下に降りると教室らしき部屋の並ぶ廊下が伸びているが、この先は観光客立ち入り禁止。
反対側の華やかな扉の奥はレオポルディナ講堂で
 
 
現在修復中のこの部屋のなんと華麗なこと!

さらにこの下の階にもマリアヌム礼拝堂という一回り小さな部屋があるが
 
こちらもこの豪華さ。
ヨーロッパの大学のこういう所を見ると、文化の厚みと大学が選ばれた人たちのための場所であることを痛感する。

 
最後はノーベル賞受賞者を11人輩出したというこの大学の博物館展示も拝見して、見学料は13ズロチ。

と現在は美しいこの建物も、構内にある写真を見ると第二次大戦でひどい被害を受けたことがわかる。

ポーランド人の「復旧」にかける執念には頭が下がるばかり。

さて、時刻はお昼時。大学の扉を出るとお向かいのガラス張りの建物に人が並んでいる。
 
これがカフェテリアで、食べ物はなんでも100g3.98ズロチ(約120円)の量り売り方式。
料理の種類も豊富で、セルフ式は料理が熱々じゃないのが残念だが、スープとかサラダがおいしい。
 
きれいで気持ちのいいカフェテリアだ。


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コメント (2)
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