Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

明るいポーランド 21 ボレスワヴィエツ

2019-12-18 19:05:58 | ヨーロッパ

10月7日

さて、ポーランド滞在もいよいよ実質的最終日。
最終日にしてようやく今回の旅の一番の目的を達するべく、まずは駅へ向かう。

 
旧市街の外もどっしりとした建物が並ぶ中トラムがたくさん走っているが、歩いて行くと面白い時計台があり、さらに行くと
 
地面に沈み込んで行く人たちがいて
 
道を渡った先ではまた地面から出てきている。
Jerzy Kalinaという人のPassageという作品なのだそうだ。

こうして遊びながら歩いてアパートから駅まで20分。

駅の北側はオレンジ色も鮮やかでまるでお城のような外観。
 
2つの塔のある中央口から入ると
 
広い構内にはたくさんの人が行き交っている。
 
構内を突き抜けると反対側の出口は現代風の造り、目の前には大きなバスターミナルがある。
実はこの町に到着した時にはホームの端の出口からこちら側に出てしまい、反対側にあんな立派な建物があるとは気が付かなかった。

さて、本日はこの駅からローカル列車に乗ってドイツとの国境に近い西に向かう。
  
 
列車はなかなかきれいで、目的地までは一人往復37.4ズロチ(約1100円)。

駅までの途中、昨日見かけたドーナッツ屋のウィンドウを見ると、昨日とは違う種類が並んでいる。
 
どうやら出来たものから並べているので、何に当たるかはタイミング次第のよう。
中にシンプルな丸いだけのドーナッツがあったので車内で食べようと買ってみると
 これが大当たり!
むっちりとした生地が甘すぎなくてとてもおいしい。これなら確かに並ぶ価値がある。昨日はみかけなかったけれど。

 とドーナッツに感激しつつ行く車窓は今度も平らな農地。

 
1時間半の乗車で到着した目的地はボレスワヴィエツ。田舎駅の前には公園があり、降りた人たちに着いて歩いて行くとちょっとしたショッピングセンターなどのある町の中心に出る。

 現代的な一角の先には高い塔のある教会があり、小高くなったこの正面から下を見ると

ここもまたカラフルでかわいい建物に囲まれた中央広場。ヴロツワフの広場を2回りほど小さくしたような感じで
 中央にあるのは旧市庁舎。
 
紋章があったり、クラシックな水道があったり、周りにはベンチもたくさんあっていい感じだ。

  
  
ぐるりと囲む建物は本当にかわいらしいけれど、この町も例によって第二次大戦時には大きな被害を受けてその後再建されたとのこと。ただ表のペンキを最近塗りなおしたのか、ちょっときれいすぎてヴロツワフに比べるといささか作り物めいて見える。

平日の昼間のせいかとても静かなこの広場に目当てのレストランがあったので、少し早いが行ってみた。
 鮮やかな黄色のこちらの店、11世紀に創業し、なんと1812年にはナポレオンが2度ここで食事をしたという。
お店の人が店頭にかぼちゃを並べていたので入ってみると、どんな事情やら今日はお休みとのこと。がっかり。

仕方がないので第二候補に向かうとしよう。


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コメント
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