槍見館で迎えた朝。
おこもり感が気に入った女性用露天に入ると、雲が多いながら今朝も槍ヶ岳がちゃんと拝める。
朝食は昨晩と同じ個室で。
ご当地名物朴葉味噌をはじめボリューム満点。
お塩でいただく手作り豆腐と、甘くないカボチャ饅頭がおいしい。
ちょうど食事を終える頃、ロビーでは毎朝行っていると言う餅つきが始まった。
普段はお客さんも参加と言う餅つき、このご時世なので掛け声だけの参加。
そのためかいささかつきが足りないけれど、大根おろしときな粉でおいしくいただく。お腹一杯だけど。
このお宿はありがたいことにチェックアウトが11時と遅いので、最後まで露天の貸切風呂を楽しませていただき、 電話予約特典の牛乳をいただいてチェックアウトすると、「帰りのおやつに」とまたお餅をいただいてしまった。
こちらのお宿、お湯にそれほど特徴はないけれど、趣向を凝らした湯舟はどれもかけ流しだし、お部屋も食事も良くて、予約の時に受けた好印象は最後まで変わらなかった。一人泊だと2万円超えといつもよりもちょっとお高いけれど、ここまで来た甲斐があった。
宿を出てちょっと行くと共同源泉の一つのポンプが見え、川を渡ったところにバス停がある。 ここから平湯までは30分。
ここからまた新宿まで高速バスで帰るのだが、まだお昼前なので
バスターミナルから徒歩5分の「ひらゆの森」へ。
全館畳張りの館内は広くて、大きな土産物売り場の先をしばらく歩いてやっとお風呂場へ。 案内図も複雑だけれど
温泉画像はHPから
ここには大きな内湯のほか、庭に9つも露天浴槽があって、それぞれ濁り方や湯温が少しづつ違うのだ。
泉質はカルシウム・ナトリウム・マグネシウム・炭酸水素塩・塩化物泉とのことだが結構硫黄の香りもして、槍見館のお湯よりもこちらの方が温泉らしい。
庭の一番奥に濁りが強くて打たせ湯もある湯舟があり、ここが気に入ってまったり。
週末にはかなり混雑すると言うこの施設も連休明けの平日なのでお客さんは数えるほど。
加水はあれどすべてかけ流しのこの施設が入り放題で600円なのだから素晴らしい。
畳の休憩室で少し休ませていただいたら、バスターミナルの「アルプス街道 平湯」へ移動し
セルフサービスのレストランで高山ラーメン。これで飛騨高山の名物と言われるものは制覇しただろうか。
思い残すことはなしと時間通りに来た濃飛バスに乗り 帰路は順調に4時間半で新宿まで。
遠くて大変と思っていた奥飛騨、確かに時間はかかるけれど予想より楽に行けて、次は緑の季節に行ってみたい。 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。