来月の中旬からベルギーに行こうと思っていた。
主目的はゲント博物館で開催中の「ファン・エイク展」を見るため。
修復の終わった聖バーボ教会の祭壇画の扉パネルを間近に見られるという「一生一度の展覧会」。
2016年のボッシュ、2018年のブリューゲルも同じような謳い文句だったが、どちらも確かに素晴らしかった。
と言うことで6ヶ月も前から楽しみにしていたのだが。
おとといはブリュッセルのヒルトンから「5月3日まで休業するから予約はキャンセルするよ」とメールが入り、昨日はとうとうANAも「ブリュッセル便は欠航ね」とのお知らせが。
「ファン・エイク展」自体も2月の頭に始まったものの今週から4月5日まで中止になってしまい、おそらく4月いっぱいの会期中の再開はないだろう。
世紀の展覧会を逃して悲しいの一言だが、会期の半分しか開けられなかった博物館側はどれだけ悔しく無念なことか。
今月の頭までは少々のことがあっても展覧会が開かれている限りは行こうと思っていたのだが、その後の事態の悪化ぶりには唖然とするばかり。
もう何十年も海外に遊びに行っているが、計画していた旅行をキャンセルするのは初めて。しかもそれが新型ウィールスのパンデミックのためだなんて。
とにかく一日も早く事態が鎮静化してくれることを祈るばかり。 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。