Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ボルネオ一人旅 12 コタキナバルで食べ歩き

2020-04-03 18:16:16 | 東南アジア

1月25日 続き

キナバル山のツアーからはまだ明るいうちに戻れたので、おやつを求めてまた街中へ。

 まずやってきたのは昨晩も訪れたドリアン・マーケット。
と言ってもドリアンが食べたいわけではなく、目当てはどうしても気になったまるでタワシのような果物。
 
これはタラップと言って、ネットで調べるとほぼボルネオでしか食べられないとある。
そこでかわいいお姉さんに一番小さいのを選んでもらい、実を開けて後ろのテーブルで食べさせてもらう。
 
実際に触ってみるとトゲトゲは柔らかくて皮も手で簡単にむける。そして中には小さな白い粒がブドウのようについていて、これが柔らかく甘酸っぱくてすごくおいしい!
味は釈迦頭やチェリモヤに一番近いだろうか、癖がなくて誰にでも好まれそう。
夢中になって片面7粒を食べ、種が結構大きいので残りも楽勝、と引っくり返したらなんとそちらには実がなくて、本来は周りにぐるっと実が付いているはずなのでこれははずれだったみたい。
これで10リンギット(約270円)は安くはないが、珍しいものが食べられたので満足。というか、これならもっと大きいのを買えばよかった。

タラップでおなか一杯にはならなかったので、次はパンタイ通りにあるココナッツ専門店「ロイヤル・ココナッツ」でココナッツ・プリン、12リンギット。
 
こちらは大きな実の中にプリンが満タン、周りの果肉もほじって食べられるので食べで十分。

おなかが満たされたら次は買い物でホテルの近くの大きなショッピングセンター、スリア・サバへ。
 
と言ってもしょせんスーパーにしか用はないのだが
 
さすが春節で館内は真っ赤。
 
玄関の前では地元の少年団が獅子舞や龍舞の準備中だったが、なかなか始まらないので離れてしまった。

そして今夜の夕食に、と選んだのはオーストラリア・プレイスの一角にある小さな店。
 
Little Sulapというこちらはボルネオ原住民のドゥスン族の料理が食べられるというので来てみた。
メニューは多くはないし、それ以前にドゥスン料理はわからないので定食の「アンブヤットセット」15.9リンギットを頼んでみると
 アジのような魚を唐揚げにしたものに野菜の炒め物や漬物が3種類、ターメリックのスープとチリソースが乗ったざる、そして糊のようなものがいっぱい入ったどんぶりが来たがこれがアンブヤットと呼ばれるサゴ椰子のでんぷんを練ったもの。
 
面白いのはこれをつなげた竹箸で食べることで、2本を少し広げた状態で糊の中に突っ込み、箸をくるくると回して取ったらスープかチリソースにつけて食べる。
これがなかなか難しくて、コツをつかむまでアンブヤットをいくらも食べられないのだが、でんぷんはお腹の中で膨れるので、食べられないぐらいがちょうどいいかもしれない(笑)。もちろん頼めば普通のフォークを持ってきてくれる。

アンブヤットには味がないが酸味の効いたスープや野菜類が面白く、魚がカラッと揚がっておいしい。

いろいろ珍しいものが食べられるコタキナバルは楽しい。


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コメント (4)
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