Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

荏原町のトルコ

2021-06-14 14:37:36 | 食べ歩き

先日、北関東エスニックツアーに行った時、我が家の近所の荏原町にトルコ食材店ができたと聞いた。
チェックしてみるとその食材店が最近カフェも始めたらしい。
ならば散歩がてら覗きに行ってみようと思い立った。

荏原町まではテクテク歩いて30分もかからない。
駅を過ぎ、大井町線の線路とは直角に歩いて少し行くと紅白の縞のひさしが可愛い、目指す店「Dogal ドアル」を発見。
 
バーカウンターに座席は6つほどしかない小さな店だけれど、店内にお客さんはなく、スキンヘッドの店主が手持ち無沙汰そうにスマホをいじっている。
カフェなのでチャイとバクラヴァでも頼もうかと思ってきたが、食事メニューもあるようなのでそちらを注文し、ハンサムなアタチュルクに見守られながらトルコ風のランプの下で待つ。

 しばらくしてやって来たのはキョフテとひよこ豆入りピラフにピクルスが添えられたもの。
キョフテのお肉は細かく挽かれて食感は固いさつま揚げのよう。これはたぶん冷凍食品、付け合わせのピクルスなども瓶詰だろう。食材店の試食のようでちょっとがっかりだが、ピラフは塩味もちょうどよくておいしい。
 食後のチャイはこのカップがかわいくてほしくなる。

食事はいささか期待外れだったが、それもある意味仕方がない。
というのもこちらの本職はカフェの少し先にあるトルコ食材店だから。
 この店で先ほど食べたようなピクルスやらジャム、紅茶、愛知県で作られているバクラヴァなど売られているのだが、圧巻はトルコ産のワインが店の片側を埋めていること。この店の得意はアルコールのようで、だから先のカフェもワインにつまみが正しい使い方なのだろう。

トルコ産のジャムなどは最近は業務スーパーで安く手に入るので
 こちらではラブネとスムージーだけ買ってみた。
ヨーグルトを凝縮したようなラブネ、初めて東トルコで食べた時はおいしくて本当に感激したっけ。

ところで駅からドアルに来る途中には短い距離の間にトルコ雑貨屋やトルコ料理店もあった。
 
実は荏原町には20年以上も前にしばらく住んでいたのだが、その頃は当然トルコの影も形もなかった。

日本の国際化は確実に進んでいるのだな、と中心をはずれた所でこそ実感する。


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コメント (2)
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