Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

沼津に遠足 1 沼津港深海水族館

2021-06-16 12:45:20 | 国内旅行

以前から一度行ってみたいと思っていた沼津、梅雨入りが遅れていたのである平日に思い立って行って来た。

品川から三島まで新幹線のこだまを使い、東海道線で一駅で沼津。
家から2時間もかからず、思ったより近い。

 初めて降り立った沼津駅。
 
駅前にはビルが立ち並んで、思ったより都会、とは失礼千万。

駅の観光案内所に立ち寄ると係のお姉さまがとても親切にいろいろ教えてくれて、まずは沼津港行きのバス停へ。

するとやって来たのはこんなEVバス。
 
運転手氏によると「普通のバスも走っているけど、これは当たりです」とのこと。確かに窓もなくて楽しいが、座席は木のベンチだし速度は時速15キロで、乗り心地は普通のバスの方がいいかも。

乗車15分で終点の沼津港に到着。
港には魚市場と並んで「新鮮館」なる細長い商業施設があり、そのお向かいに「港八十三番地」がある。
  
 この中に飲食店がいくつか入っているのだが
 
まずはのどが渇いたので駐車場の脇にあったキッチンカーで「究極のミカンジュース」を一杯。
沼津のみかんを生絞りしているそうで本当に濃厚。甘いのは袋の苦みを抑えるために蜂蜜を加えているからだそうだが、おいしかった。

と落ち着いたところで本日のメインアトラクションへ。
 沼津港深海水族館。ここに来たかったのだ。

1600円とちょっとお高めの入場料を支払って中に入ると
 
館内は深海魚のために暗めで、まずは浅い海と深海の同じような生物が比較展示されている。

  
 
早速見たこともないような魚が登場して
 
枯草やカリフラワーにしか見えないようなものも立派な海の生物。

 駿河湾で有名な大きなタカアシガニは食べられるらしいが
 
蟹やエビを見るとつい、おいしいのかと考えてしまう。

砂の中から頭を出すチンアナゴはいつ見ても面白いが
 
その中を悠々と泳いでいた縞々の紐のような魚が不気味。

 2階に上がるとこちらはシーラカンス・ミュージアム。
シーラカンスは駿河湾にいるわけではなく、さすがに生きた標本もいないが

大きな剥製が2体に
 
-20℃の冷凍保存で2体、さらに剥製がもう1体あって、5匹もシーラカンスが見られるのは世界でもここだけとか。
パネル展示やビデオも充実していて、一気にシーラカンスについて詳しくなる(笑)。

 
2階にはシーラカンス以外にも超深海に関する展示がたくさんあって、さすがに超深海生物の飼育は難しくて剥製などの標本展示が多いが、まるで宇宙船のような魚がいたり、
 
この水族館で有名になったメンダコも剥製。6~9月の禁漁期以外は生きたものも見られるらしいが、まだ飼育には成功していないのだとか。
 
その代わりこれまた有名になったダイオウグソクムシは暗い中にじっとしている。

標本の中でも面白いのは透明骨格標本。硬い骨は赤く、柔らかい骨は青く染まるように加工してあるそうで
  
 
最近はアートとして人気があるというのもうなづける美しさ。

 
最後は不気味なラブカや4メートルもあるメガマウスザメなど原始ざめの剥製を見て水族館の見学は終了。

出た所にはミュージアムショップがあるのだがここがめちゃくちゃユニークで
 
メンダコのぬいぐるみはとにかく
 
ダイオウグソクムシのぬいぐるみやティーインフューザーなんて買うマニアがいるのだろうか。
 と言いつつシーラカンスの靴下を買って大満足。

決して規模は大きくないが、沼津港深海水族館は面白くてわざわざ来た甲斐があった。


 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする