Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

21年夏の信州 5 千畳敷カール

2021-09-06 14:55:54 | 国内旅行

7月15日 続き

3時過ぎにホテルにチェックイン、外は当然まだ明るいけれど、お茶を飲んでひょっと目を上げると一瞬で窓の外が真っ白になっていたりする。
それでもちょっと明るくなったので外に出てみる。


ホテルの千畳敷カール側出口。左手には食堂、我々の部屋は右手の建物の3階だ。
 出てちょっと階段を下りてはみたものの、行く手はご覧の通り真っ白、やがて雨が落ちてきて一度退散。

しばらくしたら雨が止んだので、再度チャレンジで今度は反対回りで歩いてみることにする。
 ホテル出口の右手すぐには信州駒ケ岳神社。
これを過ぎてを整備された遊歩道を歩いて行くと

霧が晴れて千畳敷カール全体が見えてきた。

足元を見れば
  
ヨツバシオガマやショウジョウバカマ、イワカガミもたくさん見える。
 
黄色いスミレはキバナノコマノツメと言う名前だそうだ。

八丁坂の分岐を過ぎて谷を少し下るとハクサンイチゲや 
  
 
シナノキンバイ
 
さらに数年に一度しか咲かないと言われるコバイケイソウが今年は大当たりらしくてたくさん咲いている。
この辺りが一番花が多くて、高山植物の宝庫と呼ばれるのも納得。
  
 
花に雨の後の水滴が付いている姿もかわいい。


遊歩道の一番低い部分、剣ヶ池まで来るとうれしいことに宝剣岳もきれいに見えてきた。
 振り返れば駒ヶ根方向には青空まで見える。

この後は石段を上ってホテルに戻るが
 
こちら側にはナナカマドがいっぱい。秋になればこれが紅葉してきれいだろう。

あちこちでしゃがみこんで花の写真を撮りながら歩いても遊歩道の1周は1時間。
千畳敷カールは思ったよりもずいぶん小さかったけれど、時期的にちょうどいい時に来られたようでうれしい。

 夕食は18時から食堂で。
この日のテーブルの埋まり具合は50%ほどだっただろうか、部屋は空いていないようだったので定員を減らして営業していたのかもしれない。
 
お料理はすべて一遍に並べられていたけれど、特にローストビーフがとてもおいしくて、その他に信州牛の陶板焼きも付く豪華さ。
食後は大浴場でお風呂も入れて、この標高でこのサービスはやはり値段相応かもしれない。

暗くなってから外を見ると
 駒ヶ根市の明かりが見えて、明朝の天気が楽しみになった。


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